ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

新国立劇場「白鳥の湖」(11月23日、札幌文化芸術劇場hitaru)

 10月にオープンした札幌文化芸術劇場hitaruのバレエ公演、新国立劇場の「白鳥の湖」を観に行って来ました。10月のオペラ「アイーダ」に続くオープニング公演です。チケットが発売と同時に売り切れてしまったのですが、我が家では母が先行発売日に道新プレイガイドに5時間並んで「アイーダ」のチケットと一緒に手に入れました。しかし、それほどまでして根性で手に入れた張本人の母が何と「アイーダ」のときは体調を崩して行けなかったので、今回はリベンジです。

イメージ 1


 「アイーダ」のときと同じように超満員の客席は熱気にあふれ、新しい劇場への期待感が高まっているのがわかりました。
 「白鳥」といえばやっぱりオデット姫、今も昔もバレエの好きな子供たちの憧れですよね。「アイーダ」のときよりも子供たちの姿が目につきます。
 そのオデットとオディールの2役をつとめるのが、プリンシパルの小野絢子、そして王子に福岡雄大という主役です。その他の配役は次のとおりです。

イメージ 2


 小野絢子については、YouTubeで流れてきたバレエのレッスンCDのプロモーション動画で偶然観て注目していました。音楽を細部まで感じ取って丁寧に表現するのびやかな踊りが印象に残っていました(動画は こちらです)。
 特に第2幕と第4幕のオデットの繊細な表現が出色で、美しさに惹きこまれました。第3幕のオディールはもう少しインパクトがあっても良かったと思いましたが、ああいう繊細な表現で王子にオデットだと錯覚させてしまうのも一つの表現の方法かも知れません。
 他の作品でもこの人の踊りを観てみたくなりました。できればジュリエットを観てみたいですね。来シーズンの新国立劇場の公演予定に入ることを心から願っています。

 また、よく揃った群舞の美しさもたっぷり堪能することができました。日本人の体形ももう欧米人にまったく劣ることがなくなったと思います。

 そして、やっぱりバレエの稽古は身体を美しくするものなのですよね…舞台を観て、自分ももう少しバレエに行きたいなあ、と思いながら帰路につきました。

 <前回の記事の訂正>
 25日にアップした「12月、年末年始の予定」の中で、お休みの日の記述に間違いがありました。
 2行目に、
    4日(火)
のみと書いてしまいましたが、正しくは、
    4日(火)から5日(水)まで
です。お詫びして訂正いたします(記事はすでに訂正してあります)
 このため、ダブルブッキングを発生させてしまい、何人かの方にご迷惑をかけることになってしまいました。すみません…

 この先、スケジュールでミスをしないよう、くれぐれも気をつけたいと思います。