ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

姿勢と足の関係

 ゴールデンウィークも後半に入ってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 私にとってこのお休みは、自分の身体について新しい発見をすることになりました。

 

 4年前の2020年5月に左足を骨折してギブスをしたときに、外反母趾で少し曲がっていた左足の親指をそのまま固定しました。ギブスが取れリハビリの末怪我は完治し、今は骨折したことも忘れていられるようになったのですが、曲がったまま固定していた左足親指の方の違和感は残ったままで、マッサージをしながら何とかしのいでいました。

 しかし、3月中旬の教室発表会の前になってだんだん痛んでくるようになり、バレエ用品店で買った足の指に挟む器具が家にあったので、それを使ってみたのですが、痛みと違和感は強くなるばかり…

 先日コンサートのため東京へ行ったときは足の痛みとの闘いになっていました。新千歳空港までは自分で運転して行きましたが、東京では一日10000歩くらいは歩かなければならないのです。

 誰か専門家に相談した方が良いのだろう…今までは整形外科医であった父がこのようなことはすべて相談に乗ってくれたのですが、父はもういないので自分で解決策を見つけなければなりません…

 

 ネットでいろいろ検索してみると、様々な記事、動画が見つかりました。外反母趾の対策として足の指に器具を挟む、専用のサポーターをする、テーピングで治すなど本当にいろいろありました。

 その中で特に気になったのが「外反母趾は普段の姿勢や歩き方に関係がある」という記事でした。足を専門にみている整体師の方が書いたものでしたが、読んでみて自分に当てはまるのではないかと思い、昨日札幌市内にある関連の整体院を訪れてみました。

 

 その整体院では私の健康状態や怪我などの経歴を丁寧に聞いてくれ、足の裏の圧力分布を詳しく調べ、私の歩き方を全方向から動画にとって細かく分析しました。

 その結果、私の身体は左側が大きく落ちているのがわかりました。2012年に椎間板ヘルニアを患ったときも左側だったし、骨折も左足でした。痛みから身体をかばうために曲がってしまったのでしょう。そのために健康な足であれば重心がかからないところに体重がかかり、骨が曲がってしまったのだろうということでした。バレエの稽古に行っていれば少しは改善されたのかも知れませんが、コロナ禍以来なかなかコンスタントに通うことができませんでした。

 普段の姿勢と足の形はここまで密接につながっているのかと非常に驚きました。

 

 2時間ほどかけていろいろみて頂いた結果、すべての説明に納得がいったので通ってみることにしました。結果はまだどうなるかわかりませんが、今のままでは身体が曲がっていくことだけは確かだと思ったので、何か対策が必要だと思ったのです。

 施術は少しだけだったのですが、終わった後は見事に身体が軽くなりました(ただし、ひどく疲れましたが…)。

 

 今日は、レッスンの後母と一緒にスポーツクラブに行きました。先月中旬に入会して以来母は週に4,5回通っていますが、私はまだ2回目…昨年米寿を迎えた人に負けないように頑張ります。