ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

4月も終わりですね。

 新年度が始まってあっという間に1か月が過ぎました。この春から新しい環境に入った方にとっては時の流れは特に速かったのではないかと思います。

 私もこの一週間は目まぐるしく時を過ごしていました。

 

 4月28日には東京、国立市にてブラームスの「2台のピアノのためのソナタ」を演奏しました。この曲は極めて緻密で、ピアニストの実力がわかってしまう作品…間際になってから楽譜の中のいろいろなことに気が付いて、時間がいくらあっても足りない感じでした。この曲はもっと深く勉強して、また演奏してみたいと思いました。まだわかりませんが、多分来年その機会が巡ってきそうです。

 

 この春、3つの物でデビューを果たしました。

 1つめは今はやりのイヤホン、AirPods…昨年後半あたりから私は自分の練習の録画を撮って詳しくチェックするようになりました。やはり客観的に聴いてみないと、自分の演奏がどうなっているかわからないところがあります。今年の発表会(3月17日)の後東京に行ったとき、スケジュールがとてもタイトで、どうしても帰りの機内でしか演奏のチェックをする時間が取れず、ノイズキャンセリングつきのイヤホンを購入しました。今回の東京行きでは電車の中などでリハーサルの録音を聴いたり、演奏曲のYouTubeを観たりするのに大活躍、私は職業上必需品だと考え思い切って購入しましたが、とても重宝しています。

 本体を買った電気店でお気に入りのケースが見つかったので、一緒に買いました。こんな柄です。

 

 2つめはモバイルSuica…今までは航空会社のクレジットカードと一体になったSuicaを使っていたのですが、モバイルSuicaの方がポイントが4倍たまると聞いて、スマホにアプリを入れました。何もかも値上がりする中でポイントは貴重です。東京をあちこち動くとかなり交通費がかかりますが、今回は全額ポイントからチャージしたもので間に合いました。

 

 3つめはクレジットカードのタッチ決済…生活費はほぼクレジットカードで払っていましたが、最近お店で「差し込みですか?それともタッチ決済ですか?」と聞かれることが多くなったので、調べてみて使い始めました。しかし、北海道はタッチ決済を導入していないところも多いので、やはりスマホだけではなくカード本体を持ち歩くことは必要のようです。

 

 世の中はどんどんスピード化されて便利になっていきますよね。このような特権を若い人だけに独占させるのも悔しいので、何とか置いて行かれないようにしたいものです…