ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

8月の予定

 皆様には大変ご心配とご迷惑をおかけしましたが、ようやく体調も上向きになりつつあります。バレエやスポーツクラブに行くのはまだ無理ですが、教室のレッスンは普通にこなせるようになりました。

 札幌市の学校は今日が終業式、明日から夏休みというところが多く、一年で一番気持ちが盛り上がる頃かも知れませんが、コロナだけではなくインフルエンザ、手足口病、溶連菌などいろいろな病気が流行っているのが気になります。実際病気でのレッスンのお休みも多く、特に子供を持つ親御さんたちは心配が多いことと思います。

 

 8月の予定をお知らせいたします。

 お休みは、

    4日(日)

   11日(日、祝日)から14日(水)まで

   22日(木)から24日(土)まで

   31日(土)

です。

 土曜日のレッスンは、3日と10日は通常通りレッスンがありますが、後半の3回は法事(父の三回忌、早いものです…)があったり、コンサートのリハーサルが入ったりしていてレッスンできない時間もあるので、18日、25日の2回の日曜日も開講いたします。

 夏休みの予定などでレッスン日時の変更をご希望の方はお早めにお申し出下さると助かります。

 

 今月初旬から中旬にかけて消化器がひどく壊れてしまっていたのがやっと回復してきて、今は毎日やたらとお腹が空く日々を送っています…それこそ水を飲んでも戻してしまうほどひどかった時期に私を救ってくれたのは生徒さんから頂いたマヌカハニーでした。私はこれで露命をつないだのです…有難かった…

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中札内

 北海道中札内村の中札内文化創造センター(ハーモニーホール)にあるFazioliのピアノを弾かせて頂けることになり、今週行ってまいりました。

 北海道帯広近くの村、中札内は母の兄弟が育ったところでもあります。ここのホールに今、国際コンクールでもよく登場するようになって話題になっているイタリアのピアノメーカー、Fazioliのピアノが入ったのは、7、8年くらい前だったでしょうか…

 昨年、札幌で中札内村のふるさと会が行われたとき母と叔母が参加し、このピアノの話が出て、今回弾かせて頂けることになったのです。

 


 今年の初めに日時を決めて楽しみに待っていたのですが、何と今月初めに私が大きく体調を崩し、行くことが危ぶまれた時期もあったのですが、何とか回復して、自分で運転して行けることになりました。

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 明るく、柔らかい音色です…今まで私がコンサートで使うことが多かったスタインウェイともまた違う個性…

 とにかく素晴らしい…

 


 次回のパーヴェル(ネルセシアン)のレッスンにはモーツァルトの協奏曲を持って行こうと考えていたので、候補にしていた協奏曲をいろいろ弾いてみました。

 このピアノ、モーツァルトがすごく合う気がする…

12番、20番、23番、27番…

 いろいろ弾いてみましたが、27番に決めました。

 

 


 中庭の見えるロビーでお昼休憩にしたのですが、これがまた素敵…

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 15時に終わった後、母の兄弟の懐かしい旧中札内小学校跡などを巡り、その後札幌まで一気に帰ってきました。

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 一日250キロ走るのはなかなか疲れますが、この道東自動車道は景色が素晴らしくて大好きな道、私は特に占冠トマム近辺の山の景色が好きです。

 


 今年中にもう一度くらいトマムまで来てみたいです…

誕生日

皆様から心温まる誕生日のお祝いを頂きまして、誠に有難うございました。

 

実は、今月初めからかなりひどく体調を崩し、レッスンも一週間休講(生徒の皆様、本当にすみません。振替レッスンについては個別にご連絡しております)、6日のコンサートは辛うじて弾けたものの、無理がたたったのか体調は悪化する一方で、厳しい一年の始まりになりました。

 

新しい一年はまず身体を治し、自分の健康と向き合いながら音楽活動をしていきたいと考えております。

そして

 

生徒さんから頂いたプレゼントです。

有難うございました!

 

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無事終了いたしました

 長年お世話になってきた日本ユーラシア協会札幌支部主催の「故・竹田正直さん、故・川西健吾さんを偲ぶピアノコンサート」、昨日無事終了いたしました。

 ご来聴下さった方々、そしてお世話になりましたすべての方々に心より御礼を申し上げます。

 私自身たくさんお世話になったお二人の思い出をたどりながら、心を込めて演奏いたしました。

 実は先週東京から帰り着いた後、高熱を発して倒れ、不安に怯える日々を送りました。コロナの可能性もあったことから、前日金曜日までのレッスンはすべて休講とさせて頂きました(皆様、本当にすみません…振替レッスンについては近日中にお一人ずつご連絡いたします)。

 

 高熱で食べることもままならず、コンサート直前なのにピアノの練習も2日間飛んでしまいました。本番中ときどき咳き込んだりしてしまったのですが、何とか乗り切ることができました。手の関節痛などが起こらなかったのは不幸中の幸いだと思います。

 

 コンサートでは竹田さんと長年親交があった私の師匠パーヴェル(ネルセシアン)から届いた追悼文を私が訳して読みました。このような翻訳を人前で披露するのは初めてで本当に難しかった(ロシア語力の他に高い日本語力も必要です)のですが、読み終わったあとに拍手が沸いたとき、とても報われた思いがしました。これから昨日の様子をパーヴェルに報告します。

 

 明日は自分の大きな節目の誕生日…まさかこんな形で50代を終えることになるとは思いませんでした。レッスンは明日から通常通り復帰する予定でいますが、もしどうしても難しい場合は変更させて頂くことがあるかも知れません。その場合は該当の方に個別にご連絡いたします。どうかよろしくお願いいたします。

 

弾丸JGCデビュー!

 週末は7月6日のコンサートの総仕上げのレッスンのため東京へ行ってきました。

 突然降ってわいたJGCJALグローバルクラブJALの上級会員、事の顛末は6月4日の記事をご覧ください)は只今申請中なのだけど、出発予定の金曜日スマホアプリを見てみると、すでにJGC仕様になっていました。

 ということはもうJGCのサービスが使えるということ?

 にわかにテンションが上がりましたが、この日は19時まで藤野教室のレッスンをして、その後に自分で運転して新千歳空港へ向かい、21時30分の最終の羽田行きに滑り込むという弾丸スケジュール、出発までにやらなければならないことがたくさんあります。レッスンが始まるまでに家の戸締まりは済ませておきます。

 

 19時ぴったりに教室のレッスンを終え、千歳に向けて出発。この時点ですでに便出発の2時間前…かなりギリギリ…何も食べずに飛び出しました。

 20時25分、道央道千歳インターを通過、途中暗かったので高速の入口を間違えてかなり焦ったのですが、便出発の1時間前にここを通過できれば大抵間に合います。

 ホッとしたのと同時に猛烈にお腹が空いてきましたが、車を停めて食べる時間はありません。

 20時45分、新千歳空港駐車場に到着、キャリーバッグをつかんで猛烈な勢いで出発ロビーに滑り込む…

 このとき慌てていた私はJGCではなく一般のチェックイン機でチェックインしてしまったのですが、荷物を預けてからハタと気づきました。

 もしかしてチェックインもJGC入口でできるのではないだろうか…

 JGCカウンターにいた係員に尋ねるとどちらでも大丈夫だということでしたが、そのままJGC入口から入りました。

 1つだけの手荷物検査機に5,6人の人がいて、まさに下にも置かぬ扱い…驚きました…

 しかし、時刻はすでに21時5分、楽しみにしていたサクララウンジに行く時間はもうありませんでした。搭乗口で残り物のパンをかじり、これがこの日の貧しい夕食となったのです(高級感あるJGCエリアとはえらい違いだ…)

 

 翌日の帰りは20分だけサクララウンジに寄れました。広くて静かな空間…本番前のレッスンで神経をすり減らした後だったので、この落ち着いた雰囲気は心が休まります。しかし居心地が良すぎて寝てしまったりして乗り遅れるのにはご用心…

 そんなことを考えながらボーっと待っていると、この日AMAコンクールに参加した生徒さんから予選突破の知らせが…一気にテンションが上がりました…

 

 これから毎回ここに寄れるのは嬉しいですね。サクララウンジは同行者が1名一緒に入れるので、8月にはここに母を連れてきたいと思っています。

 

7月の予定

能登の大地震、翌日のJAL機火災と未曾有の始まり方だった2024年も瞬く間に半分が過ぎようとしています。

来月、私はいよいよ大台に乗ります…

この先どんな人生が待っているのかわかりませんが、今できることを精一杯やりながら日々を過ごしていきたいと思っています。

 


大変遅くなりましたが、7月の予定をお知らせいたします。

お休みは、

   6日(土)から7日(日)まで

  15日(月、祝日)から18日(木)まで

  21日(日)

  28日(日)

です。

6日(土)は前回記事で書いた「故・竹田正直氏、故・川西健吾氏を偲ぶコンサート」のためお休みで7月の土曜日は3回になってしまいますが、最近土曜日の希望者が多いので14日(日)も開講いたします。連休の中日ですが、もしレッスンご希望の方がいましたら連絡お願いいたします。

 


先週は伯父(母の兄)が天国へ旅立ち、厳しい一週間になりました。中学校の音楽教師だった伯父は、声楽を志した私の母に大きな影響を与えていたと思います。そして私に音楽の手ほどきをしてくれたのは母だったので、もし伯父がいなかったら私もピアノを志すことはなかったかも知れません。

葬儀では伯父の好きだったシベリウスの「フィンランディア」を皆で合唱し、伯父が吹奏楽の指導をしていたとき全国優勝したチャイコフスキーの「スラブ行進曲」を最後に流して終わりました。本当に伯父らしい葬儀だったと思います。

私の父が亡くなってまもなく2年、ようやく少し立ち直りかけてきたかと思われたところで夫に続いて兄を亡くした母がとても心配です。今はコンサートの準備でバタバタの私のかわりに東京から妹が来てくれています。

 


6日のコンサートをお申し込み下さいました方々、有難うございます。私も葬儀の日は非常に消耗しましたが、何とか気持ちを立て直してコンサートの準備を続けています。

良いものになるように頑張りたいと思います。

7月6日のコンサートについて

 何度かこのブログで書いており、多くのお問合せを頂いていた7月6日の「故・竹田正直さん、故・川西健吾さんを偲ぶピアノコンサート」(日本ユーラシア協会札幌支部主催)について詳細が決まりましたのでお知らせいたします。

 このコンサートはユーラシア協会札幌支部の行事として行われますが、一般の方用のチケットも若干枚用意できることになりました。

 ご希望の方は私のサイトHome - Yumiko Nakazoe, Website (yumiko-nakazoe.com)

内のコンタクトページから6月19日(水)までにお申込み下さい。こちらで出席者をとりまとめてユーラシア協会の方へお知らせいたします。

 またすでにお問合せ下さいました方々には、一両日中に直接ご連絡いたします。

(枚数に限りがありますので、お申込みはお早めにお願いいたします)

 

                  

                  記

とき:2024年7月6日(土)14:00開演(13:30開場)

ところ:北海道クリスチャンセンター2階ホール

    (札幌市北区北7条西6丁目)

会費:3,500円(紅茶、ケーキつき、当日会場受付でお支払い下さい)

 

演奏曲目

入場時 

   J.S.バッハ  G線上のアリア 

1,グリンカ  別れ

2,グレボフ  幻想的舞曲 

3,ビラーシ  チェルノブイリコウノトリ 
4,ラフマニノフ(クルサノフ編曲) 歌うな、美しい人よ 

5,ショパン  マズルカ 作品17-4、24-2  

6,プロコフィエフ  バレエ「シンデレラ」より、シンデレラと王子のワルツ    

7,プロコフィエフ  「ロメオとジュリエットからの10の小品」より 

     民衆の踊り

     少女ジュリエット  

     モンタギュー家とキャピュレット家  

     百合の花を持つ娘たちの踊り 

     別れの前のロメオとジュリエット 

(2017年、協会創立60年ネルセシアン全国ツアー演奏曲)