ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

鉄オタ旅2025 その3

 先月パーヴェル・ネルセシアン、日本ツアーに同行して、鉄道に乗る機会が多くありました。仕事の移動は飛行機ばかりの鉄オタ(札幌に住んでいると、東京その他日本の他の都市への移動はどうしても飛行機になってしまいます)にとっては嬉しい限りでした。今思い出してもこのツアーはなかなかハードスケジュールだったのですが、知らない街の鉄道に乗ることが良い気分転換になっていました。

 

 11月21日夜に東京に入って、翌22日の夜に東海道新幹線で名古屋へ…

 わーい😃N700系だ!

 東京に住んでいた頃は割と頻繁に名古屋に行っていました。そのときは2時間かかっていましたが、今は1時間半、スピードアップは物凄いものがありますね。

 座席にすわると眠気が襲ってきましたが、寝るなんてもったいない…しかもこの新幹線は広島行きなので、寝過ごしたら大変なことになります。

 20時過ぎに名古屋駅に到着して、更に岐阜まで行くため新幹線から在来線のホームに行くと、そこに停まっていたのは高山本線の特急ひだ19号、この列車は岐阜までは後ろ向きに走行し、そこから方向を変えて高山線に入ります(これも寝過ごしたら大変なことになる…)。



 乗りたいっ!😍

 しかし、新幹線からのりかえ口を使って在来線ホームに来てしまったので、特急券を買うところがどこかわかりませんでした。5日分の荷物を引きずってモタモタと特急券売り場を探していたら乗り遅れてしまいます。そこへ車掌さんが来たので車内で特急券を買えないか聞いてみると、現金ならOKとのこと。

 やった!😊

 意気揚々とひだ号に乗り込みました。

 名古屋、岐阜間の30キロで760円の特急料金を払う鉄オタ…長旅の疲れも吹っ飛びました…

 翌23日は岐阜から新快速で名古屋へ…停まる駅は尾張一宮だけでとても速い(30.3キロを20分)…しかしとても混んでいて座ることはできませんでした。

 帰りはまたしても前日より1本早いひだ号へ(ハマってしまった)…

 

 24日のパーヴェル・ネルセシアン、リサイタル岐阜公演が終わった翌25日、中部空港から新千歳空港に飛ぶため、今度はJRではなく名鉄の岐阜駅へ。ここからはパーヴェルも一緒です。実はパーヴェルは大の鉄道好き、つまり鉄オタが2人になったわけです。彼の来日回数は150回近く、日本の鉄道を知り抜いています。Suicaを持ち、駅の券売機で楽々とチャージをしていました。名鉄岐阜駅に着くと、空港特急までまだ時間があるとわかった途端、駅の探検に行ってしまいました…

 名鉄の空港特急の車内、とても快適でした。

 

 北海道に着いて26日夕方、今度は帯広に向かいました。

 

 次回に続く…

地震と雪と…

 月曜日、8日深夜の地震、札幌は震度4だったようですが、うちは2階の机の上にあった写真立てが少しずれたくらいで、物が落下することはありませんでした。ちょうど白石教室のレッスンを終えて家に帰り着いたところだったのですが、小刻みな横揺れがしばらく続き、まず「長い…」と感じました。2018年の胆振東部地震に似た感じだと思い、急いでつけたばかりの暖房を切りました。

 大きな被害が出た地域の方々に心からお見舞い申し上げます。一日も早く日常が戻って来ますように。

 

 このときの札幌の気温は氷点下だったと思います。

 暖房器具に異常がないとわかったときは非常にほっとしました。冬の災害の恐ろしさをひしひしと感じた今回の地震でした。暖房がなくなれば即、命にかかわります。

 

 昨日水曜日からは雪が降り出しました。もう本格的な雪の季節が始まっているのです。朝になって大量の雪が降り積もっていると除雪に時間がかかるので夜の間自動でロードヒーティングを入れておくのですが、夜の間火が燃えていることが怖くなって、この日はどうしても入れて寝ることができず、午前2時過ぎになって外に止めに行きました。

 今まで泊りが入る出張の時はロードヒーティングは自動で入れて行ったのですが、今年はとても無理そうです。いない間に雪が降らないことを祈るしかないようです…

 

名古屋、岐阜の美味しい食べ物たち

 11月の下旬、パーヴェル・ネルセシアン日本ツアーの岐阜公演の裏方と名古屋での2台ピアノ合わせのため4日間ほど名古屋、岐阜方面に滞在しました。地方に仕事で行ったとき何といっても楽しみなのがその土地の美味しいものを食べること…出発前、名古屋、岐阜の名物料理や美味しいお店を検索し、時間のあるときに寄ってみようと楽しい計画を立てていました。

 

 11月22日夜に宿泊予定の岐阜市の宿に着き、翌朝朝食を食べに行くと…

 ここの朝食はこんなお弁当です。岐阜の名物の説明書きもついていて、美味しい…毎朝飛騨牛の朴葉味噌焼きがついていて、本当にここは行き届いた宿でした。


 舌鼓を打っているとパーヴェルがやって来たので一緒に食べました。普段ほとんど朝食会場では見かけないのですが、和食大好きの彼はこういうお弁当に惹かれたのかも知れません。完食していました。

 

 この日(23日)は名古屋市内で2台ピアノの2回目の合わせだったので、私は自分の練習をするため先に出かけました(この日は6時間スタジオを借りてあったので、11時から1時まで私の練習、1時から3時まで彼が練習して、3時から2台合わせをしました)。

 彼が練習している間、お昼を食べるためにスタジオ近くのレストランを検索…札幌でよく行くコメダコーヒー(私はコーヒーが飲めないのだがランチが美味しい。コメダコーヒーの本店は名古屋なのだそうです)の特別なお店が近くにあるとわかって行ってみたのですが、何と長蛇の列…こんなところで待っていたらすぐに3時になってしまいます。この日は久しぶりの合わせでとても緊張していたのですが、腹が減っては戦はできません。諦めてスタジオの近くまで戻って来て入ったのがこのお店、安くて美味しかった…

 

 合わせが終わった後、名古屋駅方面へ行って美味しいお店を探すつもりでした。東京は頻繁に行っていても名古屋は滅多に来ることがありません。思う存分名古屋めしを味わう予定だったのですが…

 この日の合わせはとてもとてもハードでした…残った時間でもう少し練習したいと言うパーヴェルをスタジオに残して地下鉄で名古屋駅に向かったのですが、連休中日の名古屋駅はどこも激混み…レストランで短い時間で入れるところはどこもありませんでした。新幹線口のお土産屋さんはもはや入れないほど人で埋まっています。ここで買うのは諦めて高島屋へ行って辛うじて大好物のういろうだけ買いました(となりのピンクのゆかり煎餅は岐阜公演に来ていた昔の生徒さんに頂いたものです)。

 疲れ果ててあとは何も買わずに岐阜の宿に戻って来ました。

 

 翌24日は岐阜公演だったので、名古屋めしを味わいに行く時間はありませんでした。終了後の懇親会の料理はとても美味しかったけど、帯広、札幌公演が迫っていた私は生ものを食べる気はしませんでした。

 

 最終日25日、いよいよ新千歳空港に移動するときになって中部空港の売店にて矢場とん味噌カツ丼が売っているのが目に留まりました。前日名古屋駅の新快速ホームで「昔の矢場とんフェア」なるものをやっていました。動画でもよく見かけるし、駅のホームで売っているのだからきっと人気があって美味しいだろうと思ってパーヴェルにそう言うと、彼も食べてみたいと言ったので2つ買って一緒に飛行機の中で食べました。ボーイング737の狭い座席で2人で矢場とんを開いて食べることになってしまいました…

 お味は…もし暖かかったら美味しかっただろうと思いました。今度はお店に行って食べてみたいですね。全国うまいもの会とかで出ていたらまた買ってみて、今度は温めて食べます。

 

 

12月、年末年始の予定

 ネルセシアン、ピアノリサイタルの日本ツアーが無事終了し、12月1日から教室のレッスンが再開しました。レッスン室にいつもの活気が戻って来ました。これからは来年3月22日の発表会に向けて準備を進めてまいります。今回は2台ピアノ部門もあるので、偉大な師匠との共演で学んだことを教室のレッスンに生かしていきたいと考えています。

 

 大変遅くなりましたが、12月、年末年始の予定をお知らせいたします。

 年内のレッスンは12月27日(土)までです。発表会の申し込みもこの日までにお願いいたします。

 来年2026年のレッスンは1月5日(月)からになります。

 その他の12月のお休みは、

    7日(日)

    14日(日)

    21日(日)

となります。

 

 11月21日に教室の金曜メンバーのレッスンをした後最終便で東京へ飛び、翌日名古屋から岐阜に入り、中部空港から新千歳空港に戻って来て、その後帯広…途中一日だけ家に帰りましたが、ずっとホテル住まいだったので、家に帰るととてもホッとしました。

一週間以上留守にしたので、この後は年末年始を除いて発表会までノンストップでレッスンをしていきます。

 くれぐれも感染症には気をつけなければ…

無事終了いたしました。

 パーヴェル・ネルセシアン、ピアノリサイタル帯広公演(11月27日、とかちプラザレインボーホール)、札幌公演(11月28日、札幌コンサートホールKITARA小ホール)、無事終了いたしました。ご来聴下さいました皆様、そしてこの公演を支えて下さいましたすべての方々に心から感謝申し上げます。

 

 帯広公演からは2台ピアノが加わり、私の方も一気に緊張感が増しました。

 帯広公演では会場のピアノがスタインウェイヤマハで、私は当然右側のヤマハを弾くものと思って会場で練習していたのですが、少し遅れて楽屋入りした彼は私に左側のスタインウェイを弾くようにと言いました。

帯広公演リハーサル風景です。

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 なぜだったのか…彼は多くを語らなかったのですが、きっと自分がヤマハを弾いた方がバランスが良くなると考えたのかもしれません。

 自分の出番はただ無我夢中で弾いた感じです…

 

 一夜明けて午前中のうちに札幌に移動、夕方会場のKITARA小ホールで合流して最初に2台のリハーサル、その後彼が一人でリハーサルをしました。

 自分の出来は、札幌公演の方が少し緊張していたかもしれません。

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 彼のソロの方は岐阜、帯広、札幌と裏で聴いたのですが、その音色の多彩さ(特にピアニッシモの美しさ)、それぞれの作品の雰囲気づくりの見事さが印象に残りました。

 特にラフマニノフの「楽興の時」は地の底から湧き上がってくるようなスケールの大きさを感じました。この曲をバリバリ弾きこなす若手ピアニストはたくさんいます。しかし彼の演奏はそれとは一味も二味も違うものなのです。楽譜を見ると本当に音が多くて真っ黒なのに、彼の演奏はその音の多さを全く感じない…ただ音楽だけがそこにありました(2台合わせの時にもこのことをとても厳しく言われました)。

 バッハのイギリス組曲第6番はやはり古典舞踊に基づく「踊り」が前面に出たものだと感じました。何か18世紀の宮廷がそのまま浮かんでくるような雰囲気をかもしだしていました。

 ショパンの「バラード第3番」は岐阜、帯広、札幌と音色や表現方法を色々変えて演奏していました。もういろいろな表現が自由自在にできるということなのでしょう。

 そしてレスピーギ、恥ずかしながら私はレスピーギピアノ曲を全く知りませんでした。プログラムを決めるときに彼に「本当に素晴らしい音楽なのでぜひ入れたい」と言われて、慌てて曲を検索して頭に入れ、主催者の会議にかけました。

 札幌公演の第2部が始まったときのこの曲の出だしが素晴らしかった…カオスのようにラヴェルが終わって、休憩をはさんでまったく違う秘めやかな雰囲気…私もこの曲が弾いてみたくなりました。

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 今回岐阜、帯広、札幌と同行して、楽しいことも、勉強になることもたくさんありました。この貴重な体験を今後の自分のピアノ人生に生かしていきたいと考えています。コンサート以外の旅の部分は後日また書きます。

 

パーヴェル・ネルセシアン岐阜公演、最終合わせ、他

24日(月、振替休日)にはパーヴェル・ネルセシアン、ピアノリサイタル岐阜公演が岐阜市のクララザールじゅうろく音楽堂で開催されました。

岐阜駅からは少し距離がありますが、とても雰囲気のある素敵な小ホールです。ここにスタインウェイの274があります。ホールの響きもピアノもとても素晴らしく、パーヴェルもとても気に入って、気持ち良く演奏できたようです。

プログラムは、

バッハ イギリス組曲第6番

ショパン バラード第3番

     バラード第4番

レスピーギ ピアノのための6つの小品

ラフマニノフ 楽興の時

でした。

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私は午前中岐阜駅前のピアノスタジオで練習した後、リハーサルの後半から合流しました。

本番のときはステージマネージャーをしていたので客席で聴けなかったのですが、バッハとラフマニノフが特によかったのではないかと思いました。

以前にも書きましたが、彼のラフマニノフは地の底が湧き上がってくるようなスケールの大きさが感じられます。

 

カーテンコールの様子です。

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この写真はクララザールの2階席から撮ったものですが、客席のシャンデリアがとても美しい…演奏中このシャンデリアを点灯しておくか消灯しておくか聞かれたので、直感で「暗めにつけておいたらいかがでしょうか」と言ったらそれが採用されてしまったのですが、とても雰囲気が出てよかったようです。

 

2階席で写真を撮った後はアンコールの曲のメモを持ってまた舞台袖に走ったりしてなかなか忙しかったのですが、初めてお会いする方々が皆親切で、楽しいときを過ごすことができました。

 

このコンサートに20年ほど前にうちの教室に通って来ていた生徒さん(現在名古屋市在住)が来てくれて、久しぶりに嬉しい再会となりました。

 

翌25日、パーヴェルと一緒に新千歳空港に戻ってきて、そのまま白石教室でお互いに練習と最後の2台ピアノ合わせを行いました。

前回撮り忘れたので、今度はしっかり動画を撮りました。

前回からいろいろ考えて合わせに臨んだのですが、まだまだバランスについては厳しく言われました。

それとハーモニーの移り変わりをもっと細かく感じること、全部同じように聞こえると言われました。

本番までに全部できるかどうか多少不安ですが、とにかくできる限りのことをして本番に臨みたいと思います。

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ここから明日(27日)帯広公演、明後日28日札幌公演と続きます。両公演とも当日券の発売があります。

 

今日(26日)の毎日新聞北海道版の朝刊に掲載されました。毎日新聞を取っていらっしゃる方、ぜひチェックしてみて下さい。

2台ピアノ合わせ

23日、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」のパーヴェル(ネルセシアン)との2回目の合わせを行いました。最初の合わせから3ヶ月半が経っています。この間撮った動画をつぶさに見て、考えつく限りの準備をしてきましたが、この日の合わせがうまく行かなければ大変なことになります。緊張して当日を迎えました。

 

合わせの前にパーヴェルといろいろ打ち合わせをしていたら、録画を撮るのを忘れたまま始まってしまいました。もうこうなったら諦めるしかありません

(宿泊先に戻ってから必死で復習しました)。

ということで写真はなしです。すみません…

 

前回のときよりもリズム感は良くなったようですが、私が内声を担当しているときの音量のバランスがまだまずいようです。もっと軽さが欲しい…

合わせれば合わせるほどいろいろなことに気がついていくので、これからきちんと整理していきたいと思います。