ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ロシアシック

 今、私は猛烈なホームシックならぬロシアシックにかかっています…
 もう這ってでも行きたい感じ…前回行ったのは4年前の6月、その後はアメリカには行きましたが、ロシアは全く行っていません。
 モスクワの街角、モスクワ音楽院、クリンのチャイコフスキー博物館、鉄道…
 先月のロシア音楽のリサイタルの準備をしているときもずっとあの景色に会いたい、と思い続けていました。
 そして、ワールドカップが始まって、開催国であるロシアの街の景色がテレビに頻繁に登場するようになると、どんどん懐かしさが湧いて来て、行きたいモードが最大になってきています。

 JALのマイルが貯まっているので、モスクワまでビジネスクラスの特典航空券が使えます。問題はスケジュール…8月まではほとんどお休みは取れないので、秋以降になると思うのですが、なかなか調整がうまくいきません。

 実はずっと行きたいと思い続けているところがあるのです。イワノフカ(モスクワから約600キロ)というところにあるラフマニノフ博物館です。(HPはこちら、英語のHPもあるようです)前から今度こそと思っていたのですが、交通が不便で(夜行列車で一晩)なかなか予定に組み入れられません。Facebookをフォローしているのですが、最近流れてきたリラの花の写真がとてもきれいで、歌曲「リラの花」(ラフマニノフ自身が編曲したピアノソロ版をこの間リサイタルで弾きました)はこんな情景だったのだろうと思いました。今の時期が一番良いのかも知れません。
 夜行列車がキツければ、途中の町で一泊する方法もありそうです。これから詳しく調べてみたいと思います。