Russia
最近は、日本に居ながら世界各国のテレビ番組をインターネットで観ることができます。私が楽しみに観ているロシアの番組で「くるみ割り人形」という名前の若い音楽家のためのコンクールがあります。ピアノ、弦楽器、管打楽器の3つの部門で2回の予選を勝ち…
札幌に活動の中心を移したときからお世話になっている札幌音楽家協議会の機関紙で、昨年生誕150年を迎えたロシアの作曲家、ラフマニノフを特集することになり、2018年にロシア、タンボフ州イワノフカの「ラフマニノフ博物館」を訪れたときの体験を書…
ロシアのウクライナへの侵攻が始まって3ヶ月が過ぎました。少しでも犠牲が少なく、早く戦闘が終わりますようにという願いもむなしく、毎日目を覆いたくなるような残虐な映像が流れてきます。同時に日本国内でも「ロシア=悪」のような風潮が拡がり、ロシア…
今週は受難の週になりました。週明けからまたしても大雪…この冬何回目かもわからない悪路&深夜の車庫前の雪かきの連続…極度の寝不足でついに水曜日の夜にダウン…実家の母に応援を頼みました。 そして木曜日の昼、何気なくSNSを開いてみると…ロシアによるウ…
今年も残りわずかになりました。いつもこの時期になると今年はどのくらいロシア語が上達しただろうと思います。上達していれば良いのですが、下降線をたどっていたりしたら悲しいですね… 今年も何とかロシア語の勉強を続けていました。オンラインレッスン、…
昨年亡くなったロシアピアノ界の偉大な指導者、セルゲイ・ドレンスキーの生誕90年のコンサートが、モスクワ音楽院大ホールで行われました。 ドレンスキーの誕生日当日の12月3日は、現在世界中で活躍するトップクラスの教え子が一堂に会してピアノ協奏曲…
コロナだ、ワクチンだと慌しく時が過ぎる中で、ロシア語の勉強は何となくテンションが上がらないでいました。パーヴェル(ネルセシアン)のオンラインレッスンとロシア語のレッスン以外はロシア語を使う機会もなく(それでもパーヴェルのレッスンは5回受け…
先週、以前に札幌のロシア総領事館でアタッシェをつとめていたナージャを囲んでオンラインでの交流会がありました。 ナージャとは2018年、私がイワノフカのラフマニノフ博物館に行った帰り、モスクワで一緒に「チャイコフスキーカフェ」に行きました(そ…
昨年12月に始めたロシア語のオンラインレッスンは、月2回のペースでずっと続いています。頭の奥に眠っていたロシア語を引っ張り出すのはとても楽しく、頭が活性化されるのを感じています。 前回とその前の授業では、2回に渡ってプーチン大統領の新年の挨…
海外どころか国内での移動も不自由になって、家で旅行記や旅行ガイドの本を手に取ることが増えました。自分でいろいろなところに行ったことも折に触れて思い出します。楽しいことが多かったですが、今日は心底怖かったお話をしたいと思います。 10年前の2…
外は雪…おうちは天国… 今日は家で、日本ユーラシア協会札幌支部の新聞に載せて頂いていた2018年にイワノフカのラフマニノフ博物館を訪れた「ロシアだより2018」の最終回の原稿を書いています。 今日書いているのはタンボフから再びモスクワに戻って…
今月からオンラインでロシア語のレッスンを始めました。 コロナ禍が続く中、ロシア行きも中止になったし、ロシア人と会う機会もなくなり、ロシア語を勉強しようという意欲もだんだんなくなっていきました。それでも何とかヒヤリング力を落とさないようにとロ…
今年の2月に亡くなったロシア、ピアノ界の偉大な教授、セルゲイ・ドレンスキーの追悼コンサートが89回目の誕生日に当たる3日、モスクワ音楽院大ホールで行われました。 世界中で活躍する綺羅星のごとき門下生達の中からフィリップ・カパチェフスキー、ア…
昨日、長年お世話になっている日本ユーラシア協会青年部のオンライン交流会に参加しました。春にずっとオンラインでレッスンをしていましたが、集団でのオンライン会議は初めての体験です。他のメンバーに迷惑をかけたら大変だと思い、少々緊張しました。レ…
「旅の思い出」の2回目は、2018年にロシア、イワノフカの「ラフマニノフ博物館」を訪れたときの旅行記です。 飛行機に乗ればどこにでも行けると思っていたあの頃とは一転、現在は国内でさえ自由に移動するのが難しくなってしまいましたが、再びあの風景…
コロナ禍に揺れたこの春、私のロシア語の勉強は惨憺たるものでした。今年の初め5月にロシアに行くことが決まって、一気にテンションが高まったのですが、コロナはロシアでも猛威を振るい始め、3月にあえなくキャンセル。その後、コンサートも次々キャンセ…
最近、コロナウィルスの感染がピークに達しているのはヨーロッパ、アメリカのようです。ロシアでもじわじわと感染者が増え、毎朝見ているロシアTVのニュースでもトップニュースがコロナウィルスのことであることがほとんどになってきました。 8月29日(…
今の時期、デパートに行くと桜色のお菓子が並んでいて、気分も何となく春めいてワクワクするものですが、今年は様子が違っています。 先月の中旬から話題になり始めた新型コロナウィルスは、じわじわと日本に接近したと思ったら、あっという間に日本中で感染…
NHKで放送されたドキュメンタリー「バレエの王子になる」はとても面白いと思ったのですが、そう思った方は多いようでときどき再放送されています。私自身はロシア語の聞き取りの良い練習にもなるので、何度も繰り返して観ています。 (以前にこの番組につ…
番組予告が出たときからこれは観たいと思っていたのに、本放送は逃してしまい、再放送でやっと録画ができました。ロシアの伝統あるバレエ学校、ワガノワ・バレエアカデミーでプロのバレエダンサーを目指す男の子たちの物語です。 以前にもワガノワのドキュメ…
春から夏にかけてあまりテンションが上がらないまま細々と続けていました。そろそろ本腰を入れてかからなければなりません。先月下旬、あまり身体の調子が良くなくてコンサートの準備が出遅れてしまい、ここに来て大慌てで集中してさらっているため、なかな…
先日のデュオリサイタルの準備で今年の4月は本当にあっと言う間に過ぎてしまいました。例年だと3月に教室の発表会が終わって、新年度「さあ、やるぞ!」とロシア語を学ぶ気持ちも新たになるのですが、今年はリハーサルのための東京行きやリサイタルの事務…
東京、八王子市でのデュオリサイタル(詳細はこちら)まであと10日余りとなりました。このリサイタルの前半の最後に演奏するのがラフマニノフの「2台のピアノのための組曲 第1番」です。 「幻想的絵画」という題がついているこの作品は若き日のラフマニ…
このお正月休みは見たいテレビ番組がほとんどなくてネットで動画ばかり観ていたのですが、これだけはしっかり観ました。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによる900日にも及ぶレニングラード封鎖(1941年9月8日から1944年1月27日)のさなか…
本日、ロシアから無事帰国しました。イワノフカのラフマニノフ博物館にも行って来ましたし、初めての夜行列車での一人旅も経験しました。日本語を話すことも聞くこともない世界で大変なことももちろんあったけど、多くの方々に助けられ、無事に過ごすことが…
出発が間近になってきました。 いろいろあって凄く大変な旅の準備になってしまいました。今はまだ旅が楽しみというより、出発までにすべて準備ができるのか心配している毎日です。そういうときに限って目の調子が悪くなり、明日はレッスンの前に眼科に行くこ…
今回のロシア行きではイワノフカ村にある「ラフマニノフ博物館」を訪ねるのですが、モスクワからの交通があまりに不便なため、途中のタンボフに宿を取り、ここを拠点にすることにしました。 ロシアに行ったことのある人でも「タンボフってどこ?」と思う人が…
先週の金曜日のレッスンのあと、ふきのとうホールに「松井亜樹ソプラノリサイタル」を聴きに行きました。長年、ロシアの作品を中心にしたリサイタルを続けてきた彼女は、まだロシア作品を歌う人が少ない札幌では実に頼もしい存在です。 今回はロシア、ノヴォ…
実は今年に入ってから私のロシア語は惨憺たるものでした… 長いこと通っていたクラスが時間的に無理になってからは、ラジオ講座と毎朝聴くロシアTVのニュースだけで何とかつないでいました。 しかし、これだけだとインプットはできてもアウトプットができな…
ロシアに行くのは今年で10回目になるのだけれど、とても行きたかったのにずっと行けなかった場所がありました。 イワノフカ村というところにあるラフマニノフ博物館です。作曲家、ラフマニノフがアメリカに移住する前に住んでいた別荘が現在博物館になって…