ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

オンライン交流会

 先週、以前に札幌のロシア総領事館でアタッシェをつとめていたナージャを囲んでオンラインでの交流会がありました。

 ナージャとは2018年、私がイワノフカのラフマニノフ博物館に行った帰り、モスクワで一緒に「チャイコフスキーカフェ」に行きました(そのときの記事がこちらです。ロシアだより2018 第5回(全6回) - ピアノのある部屋から (hatenablog.com)チャイコフスキーの作品の名前がついたケーキがとても美しく、二人ともどれにしようかとさんざん迷ったあげく、私は2014年のリサイタルで心血を注いで取り組んだ「四季」にしました。

 日本に帰ってくるときに彼女と、この次私がモスクワへ行ったときにも必ずここに来ようと約束したのですが、それがかなわないままコロナ禍が始まってしまいました。

 

 この日は長年お世話になっている日本ユーラシア協会札幌支部青年部の主催で、札幌で彼女と交流が深かった数名がzoomで集まりました。

 札幌はまだ緊急事態宣言中です。コロナ禍で移動も人との交流も制限される中、私も久しぶりにレッスンではないところでzoomを使用しました。

 

 ナージャは現在モスクワで、以前と変わらずロシア外務省に勤務しています。流暢な日本語で自分の近況やコロナ禍の現在のモスクワの様子を語ってくれました。

 私が毎朝見ているロシアTVのニュースで見る限りでは、今のモスクワはコンサートなども普通に行われ、もうコロナ禍が終わってしまったような雰囲気だと思っていましたが、まだ一日8000人台の感染者が出ているそうで、引き続き厳しい状況は続いているようです。ワクチンについては、居住権があれば誰でも接種できるようですが、接種率はあまり伸びていないのが現状だそうです。

 

 続いて他のメンバーも一人ずつ近況報告、やはりどの世界も厳しい状況にさらされているようです。

 早くコロナ禍が収束して、また直接会いたいという気持ちは皆同じですね。私も早くまたモスクワに行きたいと思いました。新しいパスポートもできてきたので(先月12日でパスポートが切れてしまったので延長の申請をしていました)、次回彼女と「チャイコフスキーカフェ」に行ったときは「眠れる森の美女」のケーキを食べてみたいと今からその時を楽しみに待っています。