ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

食生活

 3年前大台に乗ってからとても痩せてしまったので、どこか具合が悪いのかと聞かれることもあったほどなのですが、私自身はいたって健康です。特に健康法のようなことをやっているわけではないのですが、強いて言えば食生活のリズムを崩さないこと、それもきちんと3食食べることと、夜遅く食べないことという教科書的なことだけです。

 うちの食事は朝がメインです。会社や学校に勤める人に比べると朝が遅いせいもあるのですが、どうも他の家からみるとうちの朝食は量が多いらしい。パン、具だくさんのスープ、ミルクティー(コーヒーは飲めません)、野菜ジュース、それにバナナヨーグルトが定番です。旅先のホテルではバイキングの朝食が楽しみ、朝食が少ないと午前中にエネルギーが切れてしまうので、たっぷりいただきます。
 
 それにひきかえ夕食はゆっくり食べる時間がないので、どうしても量が少なくなります。最近はレッスンの終了が10時を過ぎることもあり、コンサートがつまっているときはその後に自分の練習をしたりするので、全部が終わると深夜になってしまい、それから夕食というのはあまりに遅すぎます。若い頃は夜中まで飲んだり食べたりていても全く大丈夫だったのですが、年を感じるのはやはり自分の一番弱いところからのようで、私の場合は胃腸…最近は夜遅くに物を食べるとたちまち胃痛が起こり一週間は具合が悪いということになるので、夜のコンサートの打ち上げなどに行くときは気をつけています。

 また、最近は特に重たいものが食べられなくなったので、昨年ボストンに行ったときは食事には苦労しました。サンドウィッチなどもコテコテにバターやマヨネーズが使ってあって、1回分買うと昼と夜の2回食べられるのです。朝からレッスンを受け、その後数時間練習させてもらうともうヘロヘロ…そのあとボストンの街まで何か食べに行こうという気はとても起こりません。ブルックライン(レッスンを受けたボストン大学のあるところ、ボストンの隣町、宿もここにありました)の大学の近くにはあまり食べるところがなく、近くのセブンイレブンかスタバでサンドウィッチを買って宿に帰る毎日…ボストンに来たなら名物クラムチャウダーを、と夢を描いていたのに、結局食べずに帰って来てしまいました。
 外国での食事の調整は難しいですね。これから年を重ねるごとに食が細くなるのかしら…

 たくさん食べる必要はないと思いますが、必要な栄養はとって、元気でレッスンや演奏を続けて行きたいものです。