ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

バレエ 2015年初冬

 この3カ月余り、惨憺たる様相を呈しています…
 夏の暑い中、ラヴェルの「左手のための協奏曲」の練習が過熱してきてからバレエの稽古に行く時間も体力もなくなってしまいました。
 9月になって涼しくなったらコンスタントに行こうと思っていたのに、右手を怪我したあとの両手での舞台復帰は予想以上にエネルギーが必要で、バレエの時間はやはり取れません。
 10月初旬に復帰コンサートが一段落して今度こそ、と思ったのですが、先日コンサートに行ったときに腰の調子が悪くなり、またしても挫折…

 とうとう11月に入ってしまいました…

 いつもバレエだけはずっと続けたいと思ってきました。3年前にヘルニアを発症したときはもうダメだと思ったのですが、やはりあきらめきれずに個人レッスンで何とかクラスが受けられるところまで体を戻し、最近は土曜日に週1回だけ通っていました。
 しかし、最近土曜日がコンサートやレッスンで潰れることが多くなりました。私の行っている札幌の教室では同じ月の中であれば他のクラスに振替して受講できますが、なかなか時間が合わず、腰の調子を落としてしまうと気持ちも一気にダウン…

 行けないのならやめた方が良いだろうか…

 しかし、私よりずっと年上でも続けている人はたくさんいます。いろいろ悩んだあげくやっぱりやめたくなくて、先月末11月分のお月謝を払い込みました。

 今日はお休みだったので、YouTubeでたまたま見つけた「World Ballet Day」という動画を観ていました。モスクワのボリショイ劇場の舞台裏を映したもので、スターダンサー達のクラスレッスンやリハーサル風景なだが入っています。
 日本でもおなじみのボリショイのダンサー達の動きは言葉に尽くしがたいほど美しい…

 こんなふうにできなくても、これからどんどんできないことが増えていってもやっぱりバレエは続けたい…

 今月からはきちんと通って、しっかり体を作り直します。