ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

バレエ 2016年早春

 先月下旬、バレエを辞めようかと考えていました…
 
 年が明けたとき「今年こそ」と思ってバレエのレッスンに行き始めたのですが、本番も続いていてなかなかレッスンに行けません。現在、土曜日の夜のクラスに行っているのですが、最近土曜日の本番が増え、しかも振替(その月のうちであれば振替で別のクラスに行くことが可能)にちょうど良いクラスがなかなか見つからないのです。10日に東京に行ったときにムリに日曜日の初中級クラスにも出て、何とか1月中のレッスンは3回、週1回以下のペースでは上達どころか身体を元に戻すこともできません。

 先月22日のアレンスキー協会のコンサートの前日が空いて、この日の夜ならば行く時間があったのですが、この滑る道路を大通まで運転して行く気力はありませんでした。本番前日だし、もし事故を起こしたら大変だという思いも少なからずありました。

 レッスンから足が遠のくとやる気も落ちます。

 4年前の椎間板ヘルニア以来、できることはガクンと減りました。トゥシューズも履けなくなったし、いつも傷めた左の腰をかばって動いています。大きなジャンプをしようとすると身体が悲鳴をあげているのがわかります。

 もう辞めようか…

 そんな思いを抱いて先月30日、ロシア領事館での新年会に行きました。(このとき演奏もさせて頂きました)
 そこにロシア人のバレエダンサーの方が来ていました。
 スラリと伸びた身体…そして何よりも姿勢の美しさと体全体から出ているオーラに圧倒されました。
 同じ舞台に立つ者としてとてもショックを受けました。
 年を重ねて見た目が衰えていっても、常に美しさを追求しなければいけないのではないか…
 
 ほんの少しでもできることを続けて行こう、そう思って今月からまたレッスンに行き始めました。
 教室の発表会(3月21日)が終わるまでは東京に行かないし、土曜日の本番もないので、今のクラスを何とか続けて、雪がなくなる4月になったらもう1クラス増やせないかと考えています。
 
 お休みになったら新しいレオタードでも買いに行こうかな…