ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

時差

 先月26日からロシア全土で時間が1時間遅くなり、日本とモスクワの時差は6時間になりました。
 2009年頃(だったと思う。確かメドヴェージェフ政権のとき)、夏冬時間の切り替えなしでモスクワとの時差が5時間になってからずっと5時間差に慣れていたので、まだマゴマゴしていてときどき間違えています。

 最近はロシアに電話をかけることはほとんどなくなり、すべての用事がメールを足りるようになりましたが、その分メールは増えましたので、向こうからメールが来るとしょっちゅう「今何時だっけ?」と考えてしまいます。
 今年8月のリサイタルのときに2台ピアノのパートナーをつとめてくれたパーヴェル(ネルセシアン)だけではなく、タチヤーナ・ニコラエヴナ(ピアノのタチヤーナ・ラーコヴァ先生の敬称)やその他友達も何人かモスクワにいるので、頻繁にメールは届きます。

 夏冬時間を切り替えた方が良いとか、このまま戻さない方が良いとか、いろいろ議論されているようです。何しろ国が東西に長く国内にたくさん時間帯があるので、モスクワで就業時間であっても極東では既に仕事が終わる時間を過ぎていたりするので、ビジネスなどはいろいろ支障があるようです。
 
 私の考えでは、やっぱり今のままの方が自然かな、と思えます。日本とモスクワの時差は6時間より5時間の方が向こうに行ったとき身体は楽ですが、新千歳空港からたった1時間40分で行けるハバロフスクや、宗谷岬から晴れた日には見えるサハリンがプラス2時間で、日本から4000キロ以上離れたイルクーツクが同じ時間帯というのは何だか不自然な気がします。

 一日のやることがひと段落つく夜になってからゆっくりメールの返信をする方は多いと思います。実際私もメールはスマホでチェックしておいて夜返信することが多いです。モスクワの先生や友人達もそういう人が多いらしく、モスクワからのメールは日本時間の真夜中から朝型にかけて来ることが多いです。
 スマホの呼び出し音を切って寝ないとトンデモナイことになるので、寝るときは必ず音を切ってから寝るようにしています。