ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

発表会に向けて1

 教室では今、生徒さんに来年3月15日の発表会のお手紙をお渡ししています。
 
 中学生以上の方は曲が決定し、今は小学生の方が曲決めの真っ最中です。この時期になると「これをやりたい」というリクエストがたくさん出て来るので、私は頻繁に楽譜屋さんに走ります。
 クラシックはもちろんのことJポップ、映画音楽などでピアノ曲に編曲されているものもたくさん出版されていますので、その生徒さんにあったレヴェルで、なおかつ進歩が望めるような曲を探します。
 非常に時間のかかる作業ですが、私はこの時間が大変好きなのです。

 曲を始める時期にも神経を使います。スケジュールがつまっていて、「この曲が弾きたい」という気持ちがしっかり固まっている中学生以上の方は早めに曲を決めて始めますが、小さい生徒さんは始める時期があまり早いと、どんな好きな曲でも飽きてしまいます。しかし、曲が仕上げにかかる時期が非常に寒く、風邪やインフルエンザがはやるので、あまり遅いと病気で休んだあと大変なことになります。生徒さんのモチベーションを維持しつつレッスンを進めて行かなくてはなりません。

 他の教室の発表会の情報もインターネットなどからたくさん入って来ますので、注意深く見ています。教室によっては他の楽器とのアンサンブルを入れたり、オペレッタをやったりするところもあるようです。一人一人が曲を仕上げて次々に弾いていくうちの教室のような形はワンパターンかな、と思うこともありますが、皆でやることはスケジュールを合わせるのも大変だし(皆が都合の良い時間を曲をじっくり仕上げられるだけ取るのはほとんど不可能に近く、時間的に無理をする人が必ず出てしまう)、やはりうちの教室ではピアノの曲をきちんと仕上げて弾くことに集中していく方が良いかと考え、現在のところ他のものは入れていません。
 ただ、来年以降ご希望がありましたら検討していきたいと考えています。

 第3部の自分の演奏については、来年の3月に物凄くスケジュールがつまってしまったため、当初予定していた曲目を早くも変更することになってしまいました。きちんと勉強して、まず私が真剣にピアノと向かい合っていることを示すことができるものにしたいですね。

 発表会の出演申込みは
    12月27日(土)
までにお願いいたします。