ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ロシア語講座 2014年秋

 一昨日、12日から以前に通っていたユーラシア協会のロシア語講座の金曜クラスに復帰しました。
 先月まではリサイタルのため実地勉強ばかりで、授業に通う暇は全くありませんでしたが、リサイタルが終わった今、少し時間に余裕ができたので、文法をきちんと復習しておくとともに、折角身に着いた会話力も落とさないようにしておこうと思いました。
 ただし、雪が降ると、金曜日のみすまい幼稚園教室の開始時間に間に合わないので11月までの期限つきです。

 タチヤーナ・ゲオルギエヴナがモスクワに戻ったあと、新年度からはオリガ・ラドーヒナ先生に変わっていました。教科書も新しくなり、心機一転という感じです。授業はほとんどロシア語のみで進められるところも前と同じです。
 会話に関しては、前よりかなり余裕がありました。これはリサイタルでパートナーをつとめてくれたパーヴェル(ネルセシアン)のおかげでしょう。次から次へと喋り続ける彼について行くのは大変でしたが、苦労したことは立派に役立ったようです。
 ただ、彼の言った言い回しをそのまま覚えて、文法も何もかもわからないで使っているものがたくさんあったので、きちんとした文法的な裏付けを今のうちに勉強しておいた方が良いと思いました。
 あと、書くことを少しやらなければなりません。私は耳で聞いたことはすぐ覚えられるのですが、書く方に弱く、彼にメールを書くときは、ごくごく基本的な単語まで辞書を引いてスペルチェックをしなければならず(それでも間違いがあったようですが、彼は「僕はネイティブだからわかる。大丈夫だ」といつも言ってくれていました。優しい人です…)、膨大な時間がかかってヘトヘトになっていました。今後もう少し疲れないでメールが書けるようにしたいです。

 今日は毎年恒例の「ロシア語詩のつどい」があり、リサイタルで前半に弾いたチャイコフスキーの「四季」の詩を暗唱しました。暗唱は2回目だったけど、今回は日本語訳も読まなければならず、日本語を読んでいるとロシア語が頭から抜けてしまうような気がして、前回より緊張したような気がします。

 ところで…行方不明になっていた詩の録音が入っていたICレコーダーは、一昨日やっと見つかりました。何と、前回東京に行ったとき(8月10~13日)のトランクの中にありました…そういえばパーヴェルと東京で「シンデレラ」を合わせたとき、もしかしたら詩の暗唱もさせられるのではないかと思い、用心のため東京に持って行き、そのまま出し忘れたようです。録音がないとどうにも準備が進まなかった私はギリギリセーフのところで救われました。しかし、願わくばもっと早くに見つかっていればよかったですね。旅行のあと荷物を整理するときはご用心…です。