ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

家事をせねば…

 リサイタル前の期間、一番しわ寄せが行ったのが家事でした。リサイタルを自分で企画してやるだけでも大変な労力を必要とするのに、さらにその上ロシア語まで加わっていたわけですから(よく「大変だったでしょう」と言われましたが、無我夢中でやっていたのであまり大変なことをしているとは思わなかった)時間がないのは当たり前で、家のことに目を向ける時間はどんどん減っていきました。

 まず、庭…ウチの小さな小さな庭には毎年春に花を植えているのですが、今年は6月にロシアに行ったので世話はできないと思い、なし…毎年両親が持って来てくれる野菜の苗も断り、殺風景この上ない…雑草が生えてボサボサでも、雑草が伸びていることも気がつかない…

 加えて家の中…藤野教室のレッスンがあるので、何とか1階だけでもきれいにしたいと思っていましたが、掃除機をかける元気がなく、モップのみで手抜き…
 リサイタルの週(8月18日から23日)は藤野教室のレッスンがお休みだったので、リビングにドレスやらパニエやら本番用品が散らかっていました。
 いったいどうやったら人間がここまで家を汚すことができるのだろうか…

 そして、食事…これだけのプログラムを弾くのは体力勝負なので、何とかこれだけは手抜きせずにやりたいと思ったのだけど、プログラムの原稿やロシア語メールを書いているうちにどんどん時間がなくなり、できたもので済ませてしまうことが多かったです。
 とにかく、朝だけでもしっかり食べようとボルシチやサリャンカなどのスープ(疲れているときはこれに限る)を作ってみたりしました。
 まあ、本番ギリギリで体力もったからよかったです。

 リサイタルが終わって初めての藤野教室のレッスンの日に大慌てで1階だけ何とか掃除し、2階は次の週末になりました。いったいいつから掃除していないか見当もつかなかったのですが、とにかくキレイになったのだからメデタシメデタシなのです…

 ところで、リサイタルで弾いたチャイコフスキーの「四季」の詩を録音したICレコーダーがどこかに行ってしまった…来週の日曜日、ユーラシア協会の「ロシア語詩のつどい」でもう一度全文を暗唱するのに録音がないのです。札幌大学の詩のつどい(7月5日)のあとどこへしまったのか全く思い出せない…
 
 家のことをズサンにしているからこういうことになるんだよね…