ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

風邪

 今月の札幌は寒暖の差が激しく、20度を超えたかと思えばヒトケタまで下がるという日が続いていて、教室の生徒さんでも風邪をひいている人が目立ってきていました。
 そんな中でいつの間にか私も風邪菌にやられてしまったようです。
 
 おかしい、と思ったのは先週末、札幌はモスクワよりもオイミャコン(ロシア連邦サハ共和国にある町、「世界で一番寒い町」としてNHK-TVでも紹介されました)よりも寒かった…そんな中でバレエに行ったのだけど、どうも身体の筋肉がしまる感じがしなくて、終わったあとはひどい外ももの筋肉痛(外ももが筋肉痛になるのはきちんと身体が引き上がっていないからだそうです)…
 
 おかしいな、こんなはずじゃないと思いながら翌月曜日レッスンをしていたら次第に声が出づらくなり、その晩から熱が出てきました。
 2,3日黙って寝ていれば治ると思うのだけど、風邪菌はスケジュールがつまっていて身体が弱っているときに取りつくらしい…来月はロシアに行くためレッスンをお休みにするので、とてもここで穴をあけるわけにはいきません。しかも、東京行きが目の前に迫っています。病院に行ってまたまた薬の雨…
 抗生物質を3日ほど服用したら、次第に喉の痛みは治まってきましたが、まだ寒気はするし、鼻水がスゴイ…これで飛行機に乗るとタイヘンなことになるかも…
 鼻スプレーと飛行機に乗るときの飲み薬(気管支を拡張する作用があるらしく、鼻の症状がひどくて飛行機に乗るときに耳鼻科の先生が処方してくれます)をしっかり用意せねば…

 今年の1月に東京、八王子市でのリサイタルのために来日したパーヴェル(ネルセシアン)はひどい風邪をひいていたのだけど、彼も日本に来る飛行機の中で鼻づまりと耳が塞がるのに悩まされたそうです。
 「これが僕を救ってくれた」と言って見せてくれた鼻スプレーは私が持っているものの倍くらいの大きさでした…
 ロシアの薬って何でも大きいのかも…