ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

胃カメラ検査

 先月 パーヴェル(ネルセシアン)のリサイタルの後の懇親会で ロシア語での挨拶が途中で飛んでしまったときに始まった胃痛は2週間たっても全く良くなりません。
 ちょうど計画を練り始めた復帰リサイタルのことで悩みを抱え込んでしまったのがいけないのか、良くなるどころかますます悪くなる一方です。
 医師である父は 懇親会のことだけではなく、ベラルーシやロシアの疲れも残っているのだろう、と言っていました。
 精神的なものが原因なら東京でパーティーに行ったら気が紛れて治るかと思ったのですが、なお悪化しただけでした。
 一昨日の晩 夜中に痛みで七転八倒…昨日の朝起きた時に覚悟しました。

 これはもう検査をするしかない…
 
 胃カメラ検査は大嫌いなのですが、もはやそんなことを言っている場合ではありません。
 来年のコンサートも少しずつ決まっていますし、3月の発表会に向けて生徒さんの曲目を決めて始めていかなければならない時期です。いつまでも食べられなければ体は弱る一方で、レッスンにも影響がでます。

 昨日の朝 朝食を抜き、検査のため胃腸科へ…

 いつもお世話になっている胃腸科のT先生はうちの父の1年後輩、79才の今もバリバリの現役というスーパージサマ、相変わらずお元気で毎日診療を続けていらっしゃいます。
 「やっぱり胃カメラ検査やってみましょうね」と言われ、鎮静剤を打たれ、喉に麻酔をされ、検査台へ…先生に会うと何だか安心してしまう私…
 検査はいつもよりも辛かった…喉麻酔がうまく効いていなかったのか喉を通すときに非常に苦しく、唸り声を上げ続ける私…私のコンサートに何度も足を運んで下さっている先生は 多分舞台上での私とのあまりのギャップに内心あきれながら検査を進めていたことでしょう。

 ようやく解放され、胃の中の写真を見せてもらいました。素人目にもはっきりわかるくらい胃の中がただれて赤くなり、ところどころ出血もしていました。これなら痛いはずと納得…ただ 潰瘍や癌はなく、薬で治療できるとのことで、またまた山のような薬…

 しばらくおいしいものを食べに行くのはお預けのようです…