ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

楽譜との出会い

 今年は4月に2台ピアノでピアソラの「ル グラン タンゴ」を弾くのですが、この楽譜はネットで見つけました。いつも楽譜屋さんに行ったときは2台ピアノで何かレアな楽譜はないかと探し回っています。
 今日 新年会の前に楽譜屋さんに寄ってみると、2台ピアノの楽譜のコーナーが少し大きくなっていました。

 何かないかな…

 いろいろ見ていくと以前にソロで何度も弾いたプロコフィエフの「シンデレラ」の2台ピアノ版が…しかも編曲者はあのミハイル プレトニョフ様…
 プレトニョフは私の大好きなピアニストでCDもたくさん持っています。(ピアノだけではなく指揮をしたものもあります)彼がピアノソロ用に編曲したチャイコフスキーの「くるみ割り人形」と「眠れる森の美女」の組曲はたくさんリクエストを頂き、(有難うございました!)何度も演奏しました。テクニックは難しいけれど決して無理なところがなく、無駄なところもなく、緻密で、オーケストラをピアノでうまく表現できるように作られています。

 この楽譜欲しいな…

 しかし 値段を見てみると…何と1万円近い…ちょっと高すぎるなあ、と思ったのですが、楽譜屋さんの10パーセント割引のチケットもあります…
 私の場合 楽譜との出会いは偶然に起こることが多いのです。そのとき買わなかったために2度と見つからなかったものもあります。そう考えると決心がつきました。

 買おう…

 いつかこの曲が弾ける機会があるといいな…プレトニョフ様編曲の3作目…