ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ピアノで語るロシアの四季 第2回

 前にちょっとこのブログで書いたように、今年の発表会の第3部(私の演奏)は去年に引き続きチャイコフスキーの「四季」です。この曲集の1曲1曲に詩がついていることは以前にお話ししました。
 このところなかなかロシア語に取り組む時間がなかったのですが、何とか助けてもらって今回弾く曲の詩だけは日本語に訳してみました。

 でも 訳しただけでは何となく自分の中に入ってこない…

 やはりロシア人による朗読を聞くことが不可欠と思い、今日のロシア語の授業のあとタチヤーナ ゲオルギエヴナに録音をお願いすると、快く引き受けて下さいました。

 授業のあとみすまい幼稚園教室に向かう車の中で何度も何度も再生していると、詩が体の中に入ってきてだんだん気持ちが落ち着いてきました…
 先週は不覚にも腸炎で倒れ、練習も遅れてしまって大変焦っていました。発表会出演者の生徒さんはすでに仕上げにかかっているのに 一番間に合っていないのは自分じゃないか…焦れば焦るほどうまくいかず時間ばかりが経っていく毎日…
 ここから抜け出すためには 何かきっかけが必要でした。

 やっぱり…耳で聞くと違うんですよね…

 チャイコフスキーのメロディーと詩のリズムが深くかかわっていることは外国人の私にもわかりました。もっと何度も聞いて 詩のリズムを曲のメロディーに生かして、充実した演奏を展開したい、と考えています。

 さて授業の方は…最近全く授業にも出られず、勉強する時間も取れずボロボロ…まあ 発表会までは「四季」に取り組んで、新学期になったらまた仕切り直してガンバリマス。