ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

8月の予定

  コロナ禍に揺れながら7月も終わろうとしています。今年は夏休みが8月8日くらいからになる学校が多いようで、例年のようなにぎやかさはあまり感じられないですね。こちらも今年は東京にレッスンに行くこともできず、一人黙々と骨折した足のリハビリをしながら練習に励むのみです。

 

 8月の予定をお知らせいたします。

 お休みの日は、

   2日(日)

   8日(土)から16日(日)まで

  23日(日)

  30日(日)

です。

 ただし、最近コロナウィルスの感染者数が全国で非常に増えているため、変更することもありえます。

 また、オンラインでのレッスンも続けていますので、もし今後オンラインでのレッスンを希望される方はいつでもご相談下さい。

 

 みすまい幼稚園教室の方は7日(金)までは藤野教室です。14日はお休みで、21日からはいよいよ幼稚園でのレッスンに復帰します。

 足の方は只今リハビリ真っ最中です。まだ歩くのは自由とは言えませんが、何とか車から幼稚園の入り口まで荷物を運ぶことはできそうです。リハビリはとにかく「根気」、焦ってもどうにもならないようです。ゆったりした気持ちで昨日より今日が良くなっているのを喜びながら息長く取り組んで行きます。

 

 今日は歯医者さんに行って来ました。不調なところを放置していて6月に激痛におそわれた歯の治療はこれでようやく終わりました。

 歯医者さんまでは100メートルくらい、一か月前は怪我をした後初めて歩いて行って7分かかったのですが、今日は4分くらい、記録が半分近くに短縮されました。こんなことがとにかく嬉しい今日この頃です。

 

 

 

旅の思い出 その1「アメリカだより2016」

 コロナ禍で私が一番辛かったことの一つが、海外への旅が自由にできなくなったことでした。今年5月のロシア行きも中止になってしまいました。今、同じように感じていらっしゃる方は多いことと思います。どこの国も移動を制限していて外国がとても遠い存在になっています。

 今までいろいろな地域の動画を見たりしてバーチャル旅行を楽しんでいたのですが、今日は、4年前2016年にアメリカに行ったときのブログを「アメリカだより2016」としてまとめてみました。

 こちらからお入り頂けます。

 http://www17.plala.or.jp/nakazoey/america2016.html

 

 学校時代、5教科の中で英語が一番嫌いだった私が初めてのアメリカへの一人旅…読み返してみると、辛いこともあったけれど、さまざまな刺激が一杯の毎日でした。

 ニューヨークのホテルが寒かったため、ボストンに戻った後風邪をひいて38度以上の熱を出し、後々までパーヴェル (ネルセシアン)に、

「ボストンで熱出したよね」

と言われました…

 

 「アメリカだより」をアップするにあたって、今までのHPの「ロシアだより」のページは「海外だより」と名前を改めることにしました。

 2018年のロシア、イワノフカのラフマニノフ博物館の旅の模様も近日中にアップする予定です。

 

 早くコロナ禍が収束して、海外の優れた演奏家、教授方が日本に来られるようになったり、こちらからレッスンに行ったりできるようになると良いですよね。それまではじっと我慢の日々と心得て、レパートリーの拡充に精を出したいと思います。

 

 

新しい仲間たち

 7月に入って、対面レッスンも本格化し、新しい生徒さんが数名加わりました。その中の何人かは初めてピアノを習う人達です。その人の人生のピアノへの入り口はとても大切だといつも思います。これから先の人生でピアノがずっと友達になれるよう、丁寧な指導を心がけていきたいと思っています。

 

 新型コロナウィルスの感染者がじわじわと増大し、教室の消毒、換気に神経をすり減らす毎日が続いています。どこまでやれば防げるのかという明確な答えがない中でこれはもうあらゆる職種の人が同じ思いを抱えていることでしょう。

 ウィルスとの闘いが長期化するにつれ、誰もが疲れてきています。私も上手に気分転換をはかりながらレッスンを続けていくことの大切さを身に沁みて感じています。来週の22日から26日まではお休みなので、この間に遠出はできないけれどどこか歩けるところへ出かけて、リハビリ中の足の訓練も兼ねたいと思っている今日この頃です。

誕生日

 昨日、無事に一つ年を重ねました。

 皆様から心温まるお祝いを頂き、心からお礼を申し上げます。

 

 昨年このブログの誕生日の記事を書いていた頃は、まさか一年後にいろいろなことがここまで変わる事態になっているとは思いもつきませんでした。コロナ禍の影響は音楽界にも深刻な影を落としています。

 私もコンサートがすべて中止になり、ロシア行きもキャンセルになって、自分の目標を見失ってしまっていました。今のような非常時に音楽なんて必要ないという書き込みをネットで見つけたときは心が痛みました。そんな中で現在多くの生徒さんが教室に通って下さるということに支えられている気がします。

 今はコロナウィルスが教室に入ってこないよう細心の注意を払いながら、音楽の火を絶やさないようにしていくことが自分のするべきことだと思っています。

 

 5月に骨折した左足は完治まであと一歩というところまで来ました。現在リハビリに通っています。自宅でも足の機能が早く戻るようにリハビリで言われたことを忠実に実行しています。

 究極の痛みと不自由さに耐えていたので、まだとても疲れやすくなったりするのですが、多忙な中でもハッピーに生きられるように工夫をこらしていきたいです。

 

 お祝いのメッセージ等を頂いた方には、後ほどお一人ずつ返信いたします。

 

 今年1月のコンサートのときに頂いたお花です。一日も早くコロナ禍が収束して、皆様とまたコンサートでお会いできる日が来ることを心から願っています。

f:id:nakazoey:20200116222834j:plain

 

ロシア語 2020年夏

 コロナ禍に揺れたこの春、私のロシア語の勉強は惨憺たるものでした。今年の初め5月にロシアに行くことが決まって、一気にテンションが高まったのですが、コロナはロシアでも猛威を振るい始め、3月にあえなくキャンセル。その後、コンサートも次々キャンセルになり、私は完全にロシア語を続ける目標を見失ってしまいました。

 

 ロシア行きがキャンセルになってからはロシア語を見ることも苦痛なほど落ち込んでいたのですが、なぜか毎朝のロシアTVのニュースだけは半ば習慣化していたので、聞いていました。

ロシアのニュースも毎日コロナの報道が大半を占めていて、単に聞き流しているだけでもコロナ関係の単語は自然に覚えてしまっていました。

 例えば、

  コロナウィルス→коронавирус

  隔離→карантин

  陽性の→положительный

  陰性の→отрицательный

  感染→заражение

などは完全に聞いただけで覚えていました。そして少し注意深く聞くと派生語がいろいろ頭に入ってきて、ニュースが少しずつわかるようになってきました。

 やっぱり続けよう…

 ロシアのコロナ事情が少しずつわかってきました。どの国も厳しい状況を抱えています。

 

 今回ついにレッスンを受けられなかったパーヴェル(ネルセシアン)とはときどきメールで連絡を取り合っています。今はモスクワにいるようです。モスクワはロシアの感染者の多くが集中しているので心配しましたが、元気なようなのでひとまず安心しました。こちらの左足の骨折についてはずっと黙っていたのですが、先日何とか回復のめどが立ったので只今リハビリ中と正直に書いたら、とても心配させてしまったようです。ずっとロシアニュース以外の勉強をサボったので、こちらは読むのも書くのも億劫で、時間がかかるようになってしまいました。

 

 何日か前、世界の著名な教授方がオンラインでレッスンをするという情報が入ってきて、その中に名前がありました。今の状況だと今度いつ対面でレッスンを受けられるかわからないので、足が治って左ペダルが踏めるようになったら考えてみようかと思っています。

 その日のためにもロシア語は忘れないようにしておかなければなりません。先週からはNHKラジオ講座(応用編)とロシアのラジオも再び始めました。

 足がすっかり治ったらオンラインでのロシア語のレッスンを受けようかと考えているところです。

 

 

7月の予定

 コロナ禍で多難な2020年も半分が過ぎようとしています。皆にとって何もかも強制終了されてしまうような数か月でした。緊急事態宣言が解除されて経済活動が動き始めて1ヶ月余り、日本だけでなく世界各地で再び感染者がじわじわと増えているようで、何となく不気味さを感じる一年の折り返し点です。

 この後少しずつでも収束に向かって行きますように、と祈る毎日です。

 

 7月の予定をお知らせいたします。

 お休みの日は、

    5日(日)

   12日(日)

   19日(日)

   22日(水)から26日(日)まで

です。

 

 みすまい幼稚園教室の方は夏休み明けまで藤野教室でのレッスンになります。皆様にご心配頂いた左足のリハビリは順調に進んでいますが、まだ足台などの荷物をもって幼稚園まで行くことは不可能な状態です。あと2ヶ月経てば幼稚園に通える状態になると思いますので、それまでリハビリを頑張って続けます。

 現在、少しずつ傷めた足の指のマッサージ、そしてバーにつかまって両足均等に体重をかける練習も始まりました。早く靴が履けるようになると良いのですが…

 

 また、通常レッスンが始まった白石、藤野教室はより一層消毒、換気に力を入れてまいります。しかし、見えない敵との闘い、いったいどこまで消毒したら皆様を安全にお迎えできるのか、これはもうすべての業種の方が頭を悩ませている問題ですよね。

 「消毒に気を使い過ぎて精神を病まないように」と心配して下さる方もいます。確かにそのとおりですよね。正しい情報を集めて、心身ともに健康な状態でレッスンできるようにしたいものです。

日薬、日薬…

 5月初旬に骨折した左足は、今月15日にようやくギブスが取れました。ここからは週2回くらいリハビリに通い、運動機能を徐々に戻していくそうです。

 ギブスが取れると聞いたときは正直とてもホッとしたのですが、浅はかにも私はギブスが取れたら、数日で浮腫も取れ、簡単に歩けるようになると思っていました。

 

 「はい、では今日でギブスを取りますよ」と言った先生は、1ヶ月間つけていたギブスをポンと外して、「では、今日からリハビリを始めて下さい」

 私はギブスなしのまま待合室に出されました…

 

 怖いんである…

 今までギブスの上から体重をかけて松葉杖なしで歩けていたのに、足の裏の筋肉は落ち、松葉杖なしでは立っているのも辛いのです。左足の足首は右足の2倍くらいの太さになり、浮腫で象の足のよう…

 

 これを元に戻すのは大変だ…

持ってきた松葉杖にすがって、リハビリ室に向かいました。

 初回のこの日は足を気泡風呂につけて血行をよくしてからマッサージ、折れた部分にはまだ触れず、足首の浮腫んだところを中心に20分くらい。

 気持ち良いのか良くないのかわからないまま終わりました。

 あとはとにかく日薬なのでしょう。

 

 先週はリハビリを週3回、教室の通常レッスンも始まってなかなかのハードスケジュールになりました。ドアホンが鳴ってもパッと出て行くことはまだ無理なので、ドアマンは母に頼むことに…

 

 ギブスを外したあとは浮腫が酷いので大きめの靴かサンダルを持ってくるようにと言われたのですが、紳士物のサンダルでも全く入らないほど浮腫んでいたので、ネットでリハビリ用のサンダルなるものを探して買いました。マジックテープで甲の高さを調節できるものです。

 これがとても履きやすくて、少しずつ歩く距離が伸びるようになりました。

 

 しかし、来月からを予定していたみすまい幼稚園教室のレッスンは、まだ足台などを持っていくのは難しそうで、夏休みが明けるまで藤野教室にしようかと考えています。

 このことにつきましてはあと2、3日様子をみて、みすまい幼稚園教室の生徒さんにご連絡いたします。