ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ロシア語 2020年夏

 コロナ禍に揺れたこの春、私のロシア語の勉強は惨憺たるものでした。今年の初め5月にロシアに行くことが決まって、一気にテンションが高まったのですが、コロナはロシアでも猛威を振るい始め、3月にあえなくキャンセル。その後、コンサートも次々キャンセルになり、私は完全にロシア語を続ける目標を見失ってしまいました。

 

 ロシア行きがキャンセルになってからはロシア語を見ることも苦痛なほど落ち込んでいたのですが、なぜか毎朝のロシアTVのニュースだけは半ば習慣化していたので、聞いていました。

ロシアのニュースも毎日コロナの報道が大半を占めていて、単に聞き流しているだけでもコロナ関係の単語は自然に覚えてしまっていました。

 例えば、

  コロナウィルス→коронавирус

  隔離→карантин

  陽性の→положительный

  陰性の→отрицательный

  感染→заражение

などは完全に聞いただけで覚えていました。そして少し注意深く聞くと派生語がいろいろ頭に入ってきて、ニュースが少しずつわかるようになってきました。

 やっぱり続けよう…

 ロシアのコロナ事情が少しずつわかってきました。どの国も厳しい状況を抱えています。

 

 今回ついにレッスンを受けられなかったパーヴェル(ネルセシアン)とはときどきメールで連絡を取り合っています。今はモスクワにいるようです。モスクワはロシアの感染者の多くが集中しているので心配しましたが、元気なようなのでひとまず安心しました。こちらの左足の骨折についてはずっと黙っていたのですが、先日何とか回復のめどが立ったので只今リハビリ中と正直に書いたら、とても心配させてしまったようです。ずっとロシアニュース以外の勉強をサボったので、こちらは読むのも書くのも億劫で、時間がかかるようになってしまいました。

 

 何日か前、世界の著名な教授方がオンラインでレッスンをするという情報が入ってきて、その中に名前がありました。今の状況だと今度いつ対面でレッスンを受けられるかわからないので、足が治って左ペダルが踏めるようになったら考えてみようかと思っています。

 その日のためにもロシア語は忘れないようにしておかなければなりません。先週からはNHKラジオ講座(応用編)とロシアのラジオも再び始めました。

 足がすっかり治ったらオンラインでのロシア語のレッスンを受けようかと考えているところです。