ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

稀勢の里引退

 先週、日本中を駆け巡ったのが相撲の横綱稀勢の里引退のニュースでした。最近では相撲はときどき観る程度なのですが、けがのため休場を続けていた稀勢の里のことはとても気になっていました。昔から横綱は負けが込んだら引退しかないと言われる世界です。初場所出てきたときは正直「どうなるんだろう」と思いながらも、一つ勝てれば気持ちも前に行くのではないかと思って観ていました。
 しかし、初日から3連敗、4日目に引退を発表、ニュースを聞いたときはさぞかし無念だっただろうと思いました。

 引退発表の当日、そして翌日のマスコミには稀勢の里の記事が溢れていました。批判的な記事や書き込みも多く目にした中で、二子山親方(元、雅山)のツイッターの「これからは一緒に親方として頑張ろう」という記事がとても印象に残りました。
 怪我のため、横綱としては満足な成績を残すことができませんでした。しかし、多分これから多くの弟子を育てる側になって、その弟子が怪我をして苦しい立場になったとき、自身の怪我の経験が生きるのではないかと思えます。

 実直そうな雰囲気の稀勢の里がとても好きでしたので、引退はとても残念でしたが、これからの指導者としての活躍を心から応援したいと思っています。