ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ハイヒール

 左足の骨折(2020年5月)のリハビリがすべて終了して1年がたちました。今は日常の歩行は怪我の前とほぼ同じに戻って、ほとんど不自由を感じるころはなかったのですが、一つだけ大きな宿題が残されていました。

 今月の動画の収録に向けて、ステージ用の靴を履けるようになることです。怪我が完治してからもローヒールばかり履いていて、今年の夏もハイヒールは靴箱の奥に眠ったままでした。ステージ用の靴のヒールは6センチ…怪我以来一度も履いたことがありません。3月の教室の発表会の時に一度試してみたのですが、まるで竹馬に乗っているような感じでとても怖く、ドレスの裾が引きずるのを覚悟で別のローヒールの靴で出ました。

 

 実家の母はまだ5センチヒールを履いています。ここで親より先にハイヒールを卒業してしまうのも悔しい…

 

 今日からこの靴を履いて練習することにしました。座っているのだから身体にそんなに負担はかからないと思っていたのですが、これが大きな間違いで、背中も首もひどく凝ってきて、貼り薬のお世話になることに…

 怪我以来、本当に身体中の筋肉が落ちてしまったようです。これから少しずつ戻していかなければなりません。

 まずは収録の日までにこのステージ用の靴が履けるようになること、そして来月になったら少しずつバレエに復帰する予定です。