ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

荒れる亥年?ハプニング続々…

 お正月休み末期、Uターンラッシュがピークのときに大雪が新千歳空港を直撃し、多くの人が空港ターミナルで夜を明かしたというニュースはまだ記憶に新しいですが、翌週末に私も東京行きを控えていました。土曜日の新年会での演奏をメインに、2台ピアノの合わせ、自分のレッスンとびっしりのスケジュール、飛行機の遅れは避けたいと思っていたのですが、出発予定の金曜日、航空会社のサイトを開けてみると…

 東京行きのすべての便に「天候不良のため航空券の特別な取扱いあり」の印がついていました。この印のある便は、変更不可の航空券でも予約の変更が可能になります。
 この日は教室のレッスンの後東京入りの予定でした。最後の人がお休みだったので、一便早く乗れてむしろラッキーだと思っていました。

 しかし…

 変更予定の便は何と50分遅れ…予約便とほとんど変わりません。それでも少しでも早く着きたいと思い、変更しました。
 その後更に遅れ、羽田に着いたのは定刻より1時間半遅れの23時、ホテル直行のバスはすでに終わっていて、バスタ新宿行きの最終から2本目の便に辛うじて滑り込みました。
 定宿に着いたのは0時半過ぎ、歩道橋のエスカレーターもすでに止まっていて、トランクを引きずって階段を降りる羽目になりました。
 翌日は12時半からこの日に弾く連弾と5月の2台ピアノのコンサートの合わせ、自分の練習用に朝9時半からピアノスタジオを予約してありました。早く寝ないと寝る暇がなくなります。

 東京の底冷えする寒さもこたえたので、温まって寝ようと思い、バスタブにお湯を入れました。ゆっくり温まったあとバスタブのお湯を落とすと、何とバスルームが水浸しに…
 フロントに電話をすると、すぐに大量のタオルを持って来てくれました。
 部屋を移動するか聞かれましたが、すでに2時過ぎなので断り、翌日移動することに。荷物はまとめて、ルームキーをフロントに一度返却するように言われました。

 翌朝、9時前に出かけなければならないのに、荷物をまとめる仕事が増えたわけで、その忙しいこと…6時前に起き、6時45分朝食、何とか出かける時刻に間に合いました。

 この日は吉祥寺(練習)→八王子(合わせ)→経堂(新年会)と移動づくめの日、新年会ではテレビでしか見たことがなかったロシアのガルージン大使の前で演奏の前にロシア語で挨拶もしました。演奏よりもこちらの方が緊張しました。
 2次会もちょっと参加したのですが、さすがに前日のハプニング続きと寝不足で早々にダウン、楽しいメンバーが多いのでいつも遅くまでトグロを巻いていることが多いのですが、早々と失礼しました。

 せめて帰りは遅れないで着いて欲しいと願っているのですが、今のところは定刻に着きそうです…