ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

続、やっぱり2月の飛行機は鬼門だ…

 前回の続き…
 
 新千歳空港からの便が5時間半も遅れ、夜半過ぎになってようやく宿泊先に到着し、翌15日、この日も北海道地方は大荒れ…予定していた2台ピアノの合わせを終えて八王子から羽田に向かう途中、予約便の条件付き飛行のメールが来ました。

 やれやれ、帰りもか…

 ため息をつきながら羽田に着き、ドキドキしながらカウンターへ行ってみると…

 前日のようなパニック状態ではなく、手荷物もすんなり預かってくれたのですが、条件付き飛行は変わらず、千歳につくかどうかはいつわかるのかと聞いたら飛んでみないとわからないとのこと…
 翌16日は教室のレッスンがびっしり入っていました。発表会まであと4週間となったこの時期、レッスンには影響させたくはありません。
 搭乗便が羽田に引き返したときのことを考えて、翌日の朝の便を1席押さえてから飛行機に乗り込みました。この予約はこの日の午前0時までに決済しないと流れてしまいます。もし引き返した場合は確実に0時を過ぎることはわかっていたので、そのときは機内インターネットで決済しようと思っていました。(引き返して飛行機を降りたあとだと、翌日の朝の便はすぐ満席になってしまうのです。機内インターネットのある便でよかった…)

 千歳上空に差しかかると、機体は木の葉のように揺れました。窓から外を見てみると主翼がユサユサ揺れている…素人目には主翼がもげそうに見えてかなりこわい…
 本も読めないような状態が20分ほど続いたあと、新千歳空港に侵入を開始するという放送がありました。
 着陸したのは、定刻より1時間遅れの23:05、まあこのくらいの遅れで済んでよかったと思いました。
 しかし、大変だったのはこのあとでした。

 待てど暮らせど手荷物が出て来ない…結局私の荷物は最後に出てきたのだけど、モタモタしていたためJRの臨時列車に乗り遅れてしまったのです。バスはもうすでに終わっているとのことでした。
 何とかタクシーで家まで帰れるだけの現金はあったので、タクシー乗り場に行ってみましたが、すでに長蛇の列…スマホでタクシーを呼んでも「近くにおりません」の返答が返ってくるばかり…

 ここで一夜を過ごすのか…毛布くらいは借りられるようだが、寒さに弱い私にはかなりキツイことは確かです。

 途方に暮れながらANAの到着口の方に歩いていくと、やはり延着したANAがチャーターした空港バスの臨時便が到着口の前に停まっていました。
 1台目は満席になり発車してしまったのですが、すぐに2台目が…

 よかった…

 果たして乗って良いものかどうかもわからなかったのですが、荷物を抱えたままとにかく滑り込みました。

 これで福住駅まで行き、タクシーで実家(白石教室)へ…
 翌16日は白石教室のレッスンだったので、そのまま実家に泊まって、翌日家に帰ってきました。

 やっぱり2月の飛行機は鬼門だ…ハプニング続きの今回の東京行きでした。