ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

危機一髪!

 先週末、9日は今年になって初めての東京行きでした。
 いつもは自分で運転して新千歳空港まで行くのですが、冬場は道路が怖いので地下鉄真駒内駅までタクシーで行き、そこから空港バスに乗って行きます。

 いつものように前日スマホでタクシーを予約をして、アタフタと出かける支度をし、荷物を持って家の外に出てみると、

 いない…

 予定の新千歳空港行きは11時10分発、時刻はすでに10時50分、慌てて再予約をしようとスマホを出し、配車場所の地図を映してみると、

 裏の家のところになっている…

 荷物を放り出して印のついているところに走りました。
 このサイトでは配車が完了すると「配車が完了しました。ご確認下さい」というメールが来るのに、バタバタして確かめていなかったのです…

 この時点ですでに11時、自宅のある藤野から真駒内駅まではとても10分では行かない…

 「とりあえず行ってみましょう」と運転手さん、普段の私の運転からはとても考えられないようなスピードで走ってくれたのですが、1分遅れ…バス停には誰もいない…

 これは千歳までか、と覚悟しました。千歳までタクシーで行く方が早割の航空券をキャンセルして買い直すよりは安いはずです。

 「バスの経路をご存知ならバスを追いかけて途中から乗ることができますよ」
と運転手さん。
 即座に「お願いします」
 こういう方法はお邪魔虫運転の私には考えもつかない。

 平岸街道から西岡方面に曲がり少し行くと、

 「あ、いた」
と二人で叫んでしまいました。

 さすが2種免許…車のタイヤに踏み固められたアイスバーンの道路でぐいぐい速度を上げてくだんのバスをあっという間に追い越し、信号待ちのところで降りてバスの運転手さんと交渉してくれ、西岡3条9丁目のバス停で私は無事にバスに乗ることができました。

 やっとのことでバスに乗り込んだ私は予想外の顛末に疲れ果ててしまい、22日に弾くメロデクラメーション(ロシア語の詩とピアノの朗読)の詩をやろうとしてもさっぱりアタマに入らずに千歳に着いてしまいました…

 それでもタクシー代を650円ほど追加しただけで何とか私は予約便に乗ることができたのです…

 教訓、タクシーのスマホ配車をするときは必ず配車場所を確かめること…