ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

バレエ 2018年新春

 昨年も週1回から増やせないまま終わることとなりました。それでも低空飛行ながら何とか続いています。
 今年も昨年以上にスケジュールが入っていて、増やすことは不可能と思えたので、年の初めに週1回を切らさないように通おうと決めました。
 その結果は、1月4日、6日、12日とまあまあの回数、4日は自分の教室は休みだったのですが、バレエはあったので、正月休みに練習し過ぎてガチガチになった身体をほぐそうと今年の初レッスンに臨みました。

 年を重ねるごとに身体は動かなくなり、お休みした後の回復には時間がかかります。今、私は基本的に土曜日の夜のクラスに行っているのですが(お休みした時は振替レッスンが可能なのでとても助かっています)、13日の土曜日はちょうど「ユーラシア・ファンタジー」を弾いた新年交歓会の日だったので、前日の12日に東京入りした後、ホテルで一休みしてバレエに出かけました。

 そのときの講師が、先日紫綬褒章を受章したばかりの日本の第一線で活躍するバレエダンサー、酒井はな先生でした。このスタジオの特別講師になっているので、ときどきクラスを受け持っています。
 まず何よりもお手本が美しい…ポジションの正確さ云々ということももちろんありますが、私が一番惹かれたのは、やはり音楽と動きの調和の見事さでした。
 私だけではなく他の受講生もそうだったのではないかと思いますが、彼女の動きに乗せられて自分も体全体が引き上がった気がしました。
 
 自分もこのように圧倒的に美しいお手本を教室の生徒さんに聴かせなければならないと思いました。そのためには日々自分の鍛錬を怠らず、いつも良い状態に保つことですよね。

 この次東京に行くときに、彼女が出演する現代舞踊(最近はクラシックでないものにも出演し、新境地を開いているようです)の公演が彩の国さいたま芸術劇場であります。これは、私が4月に演奏するストラヴィンスキーの「春の祭典」の音楽を使ったものだということです。現代舞踊の公演は札幌ではあまりないので、観に行って来ようかな、と考えているところです。