ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ホロストフスキー逝く…

 昨日、夕方のレッスンが一段落した7時頃スマホを開いてみると、「ホロストフスキー死去」の見出しが…思わず呆然として立ちすくみました。
 Facebookなどの記事で闘病しているということは知っていましたが、自分と同年代でもあるし、まさか亡くなってしまうとは思っていませんでした。

 ドミトリー・ホロストフスキー(1962-2017)、ロシアが生んだ世界的なバリトン歌手、私が初めてロシア歌曲の伴奏をすることになったとき勉強のために買ったのが若き日の彼のCDでした。
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このCDを聴いたとき、まずロシア語がこんなにも美しくクラシックの発声の中で響くのか、と思いました。その美しさはまだロシア語を始めて日が浅かった私の脳裏にしっかりと焼き付いたのです。
 以来、彼のFacebookのページもフォローし、いつか生で彼の声を聴くことを夢見てきましたが、それはかなわぬ夢となってしまったのです。

 自分と同年代の人が亡くなるというのは多分にショックですよね…
 私が一番好きだった彼の演奏、ヴェルディのオペラ「ドン・カルロ」より こちら

 ロシアのTV、クリトゥーラによるとお別れの会は今月27日、モスクワのチャイコフスキーコンサートホールで行われるようです。
 ロシア・クリトゥーラの記事はこちら(ロシア語)