ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

フィギュアスケート

 日がどんどん短くなり、寒さが増してくるこの季節は非常にニガテなのですが、フィギュアスケートのグランプリシリーズが毎週あるので、それだけは楽しみです。
 と言ってもなかなかリアルタイムでテレビを見ることはできず、録画しておいて時間のあるときにチョコチョコ見ることになってしまうのですが…

 今日は先週のNHK杯の録画をずっと見ていましたが(録画したものの分量が多くて1週間遅れ…)、やはり男子の高橋大輔選手の演技が素晴らしかったですよね。私は彼のファンなのですが、先日のスケートアメリカでの演技があまり良くなかったので、体力面で不安があるのかと心配していましたが、NHK杯では別人のようでしたね。オリンピックシ-ズンでプレッシャーも大きいとは思いますが、何とか熾烈な日本男子の競争を勝ち抜いてオリンピックに行って欲しいと願っています。

 女子ではやはり浅田真央選手が光っていましたね。ショートプログラムの「ノクターン」がとても清楚で彼女の雰囲気にぴったり合っていて、ひき込まれました。
 ご存じの方も多いと思いますが、あの曲はピアノのコンサートで頻繁に演奏される名曲の一つで、うちの教室の発表会でも人気が高い一曲です。
 現在 うちの教室では来年の発表会(3月23日)の曲を決めている最中です。今週 ある中学生の生徒さんの曲を決めていました。先週の段階ではモーツァルトソナタを弾きたい、と言っていたのですが、NHK杯の浅田選手の演技を見たら、やはりノクターンを弾きたいということになって、そのまま決定しました。

 最近は放送時間も長く、見ている生徒さんも多いようです。クラシックの曲も頻繁に登場するので、耳にする機会も多くなりますよね。フィギュアスケートによって、まだまだ敷居が高いと思われている感じがするクラシック音楽が一般の人にもなじみ深いものになってくれれば良いな、と日頃から思っています。