ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

父の日

 我が家では巷の父の日より2週間遅れでのお祝いでした。
 コンクールのあとデパートで父の好きな日本酒を買って実家に行きました。

 父は80才を過ぎた今も現役で医師の仕事を続けています。
 私が腰を傷めた2月からの4か月 父は私の主治医兼トレーナー(腰のリハビリ体操の)兼運転手(一番痛みがひどかったときは実家に泊まっていて藤野でレッスンのある日は送迎してもらっていました)でした。専門医であるゆえ 私の症状がひどかったときは最悪のケースまで考え、随分心を痛めたようです。
 普通に歩けるようななった今でも実家に行くと私の体の動きを観察していて、歩き方はどうか、姿勢はどうかと細かくチェックを入れているようです。

 今年は9月に母と金婚旅行にヨーロッパへ行くことになっています。今まで本当にのんびりしたことがなかったので、ゆっくり異文化に触れてきて欲しいですね。

 職場では子供より年下の先生もいるし、看護師さんでは孫のような年代の方もいる中 しんどいと思うことも多くなってきたようですが、まだ腰に不安を抱える私は「あともう少しだけ現役でいて欲しい」と思っているのです…(父がいてくれたことでやはりとても心強かったので…)