ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

父の日

 今日は母が姪のピアノの発表会のため東京へ行っているので、お祝いはシベリアで私の誕生日と一緒にすることに…
 私も今日がシベリア出発前最後のお休みなので、ゆっくり休んで体調を整え、持っていくものの準備などをしていました。

 父は 来年傘寿を迎える今も現役の医師として仕事を続け、あい変わらず多忙です…今年のお正月は何と担当の患者さんの容態が悪くなり、元旦から出勤…最近も休みの日でも携帯で呼び出されて出勤する日も多いようです。
 今日は母がいないので食事に行かない?と誘ったところ、さすがに疲れていて、家でゆっくりしたい、と断られてしまいました…

 父の印象は 子どもの頃からずっと「自分の専門を極める仕事一筋の人」という感じでした。
 しかし 私自身が数年前仕事が続けられなくなるかと思うほどの病気を経験して、あの年になって現役でいることの凄さがわかってきました。
 決して無理をせず、規則正しい食生活と睡眠を保っているからこそできることなのだろうと思います。(だからシベリア鉄道の昼も夜も走り続ける列車の中の生活はちょっと心配…)

 今年も元気でこの日を迎えることができたことに感謝…です。

 仕事人生を引退したあと、ゆっくり余生を楽しむ人生も素敵だと思いますが、私自身に関してはやっぱりずっと自分の専門を極め続ける人生に憧れます。(血筋かなあ…)
 
 あの年になっても 私も元気で弾いて 教えていたいです。