ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

誕生会

 今週末に父が傘寿を迎えるのですが、当日私がいないため 昨日白石教室のレッスンの空き時間に誕生会をしました。
 パーティーをするとなるとさすがに大忙し…私はバレエのクラスの前にデパートへ行ってバースデーケーキを買い求め、車の中に置いてからバレエに行き、母は 他の食材を買いに走る…

 父は現在も現役で医師の仕事を続けています。昨年秋にはかなりひどい坐骨神経痛を患い、いよいよ車いすかと覚悟したときもあったのですが、(私が職場まで送迎したときもありました)仕事の合間に同僚の先生にブロック注射を打ってもらったりしながら何とか良くなり、何と今日は雪かきもしたのだとか…(母からメールが来てびっくり…あとが心配…)

 私が小さいときから目に映る父の背中はいつも「自分の専門を極めて仕事一筋に生きる」姿でした。(その背中を見て育った私も完全な仕事人間になってしまいましたね…)
 実は仕事以外のことは母にまかせっぱなしでほとんどしたことがないようです…(あの年代の男性はだいたい似たような感じでしょうか…)
 昨年夏シベリアに行く前 実家に行ってみると母が荷造りをしながらオカンムリ…
 「パパは下着一枚自分で入れない!」
 しかし 薬だけは4人分のあらゆる種類のものをきちっと用意していました。他のものは母が入れてくれると思っていたようです…

 一昨年 発表会の直前に私は急性腸炎で倒れ、父の病院の内科で点滴を受けました。そのとき初めて今の職場で父の働く姿を見ましたが、まずそのハイテンションにびっくり…あの年齢で若い先生方やスタッフにまじって働くには ギリギリまで自分を持ち上げないといけないのだな、と強く感じた覚えがあります。

 私も 傘寿を迎えるときに元気で弾いて、教えていたいです。