テレビに映った画像を見て思わず絶句しました…
この日はちょうど新年度のレッスン開始日。張り切った気持ちで実家(白石教室)へ行くと、ちょうど仕事から帰ってきた父が「モスクワの地下鉄が大変なことになってる…」
すぐテレビをつけてみました…
事件が起こったのはルビャンカ駅とパルク クリトゥールィ駅、いつもレッスンを受けているモスクワ音楽院附属アカデミーの最寄駅はルビャンカから2つめのビブリオテーカ イーメニ レーニナ(レーニン図書館)駅です。パルク クリトゥールィは環状線との乗り換え駅で、いずれもよく利用していた駅でした。
見慣れた駅の風景が修羅場と化している様子が映っていました…
見慣れた駅の風景が修羅場と化している様子が映っていました…
幸い 私の知り合いのモスクワ在住の人で事件に巻き込まれた人はいませんでしたが、もし向こうにいるときにこういう事件が起これば自分も…(99年9月のモスクワのアパート爆破事件のときは、前日にすぐ近くにいたのです…)
恐ろしい…誰が 何のために大勢の人を殺さなければならないのか…
やっぱり…報道された犯行の手口が2002年10月のドゥブロフカ劇場の立てこもり事件によく似ていると思って見ていました。
ロシアからの独立を求めるチェチェンとそれを力で押さえ込もうとするロシアの関係はこじれにこじれ、もうどちらが悪いとも言えない状況なのかも知れません。現在ロシア連邦内に暮らす民族は100以上とも言われていて、民族間の対立や差別の話も向こうではよく耳にします。このあたりの事情は島国で単一民族の日本では考えられないくらい複雑であるようです。昨日もダゲスタン共和国で再びテロ発生。今やロシア国内で安全なところはどこもないだろうし、更に怖いことはロシア政府のテロ撲滅がさらに激しさを増したときに、アジア人が不当にパスポートチェックをされたり、もっとひどい場合は拘束されたりすることがあるのではないかということなのです。