ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ラフマニノフ博物館

 ロシアに行くのは今年で10回目になるのだけれど、とても行きたかったのにずっと行けなかった場所がありました。
 イワノフカ村というところにあるラフマニノフ博物館です。作曲家、ラフマニノフアメリカに移住する前に住んでいた別荘が現在博物館になっており、世界の一流奏者を招いてのコンサート(先日ニコライ・ルガンスキーがここで弾いていました)も行われています。Facebookページもフォローしており、いつか行きたいと思ってきました。(博物館のHPはこちら、ロシア語、真ん中右寄りの「English」をクリックすると英語のページへ入れます)

 問題はその交通の不便さ…モスクワからの直線距離は550キロくらいでペテルブルクより近いのですが…
 ロシア鉄道のHPでモスクワ発、オブロフカ(博物館の最寄り駅、ここからさらにタクシーで20キロもあるそうです…)着で検索してみると、列車は2日に1本、オブロフカへの到着時間は午前2時18分…
 さすがに知らない町に丑三つ時に到着するのは怖いので、途中のタンボフ(モスクワから南東に480キロ、ロシア革命の後の内戦のときに起こった農民蜂起「タンボフの反乱」が起こったところです)までは一日に8本くらい列車があるので、ここを中継地点にしようと考えました。ホテルもたくさんあって泊まるところも何とかなりそうです。
 最近は体力に自信がないので、できれば夜行列車は避けたいと思ったのですが、タンボフまででも昼間の列車はなく、まあまあまともな時間に到着するのが47番列車のモスクワ(パヴェレツ駅)13:44発、タンボフ着22:40。
 タンボフからオブロフカまでまだ2時間半もかかるのです…

 長距離バスか何かがないかと思い、「モスクワ、タンボフ、バス」とロシア語で入れて検索してみたら出てきました。こちらの方は一日に20本以上あり(所要時間7時間)、もちろん昼間の便もあり、オンラインで予約もできます。私はまだロシアで長距離バスに乗ったことがないのですが、初めての試みも楽しいかも知れません。
 
 どうしようか考えているうちに時間切れ、続きは次のお休みの日に考えます。