ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ロシアだより2018 第1回(全6回)

 10月26日から11月1日まで、4年ぶりにロシアに行って来ました。最初はレッスンも計画していたのですが、師匠とどうしても予定が合わず、今回はタンボフ州イワノフカ村にあるラフマニノフ博物館への訪問をメインに据えて計画を立てました。来年の教室発表会(3月24日)ではこの博物館の模様を皆様にお見せしながらラフマニノフの作品をお届けする予定です。

   10月26日(金)
 前夜レッスンを終えたあと千歳のホテルに入り、朝7:55発のJAL3040便でまず成田へ、成田でJAL421便に乗り換えてモスクワへ向かいます。
 3040便の成田到着は9:30、421便の成田発は10:45です。国際線に乗るのに1時間15分で本当に大丈夫なのか少々不安だったのですが、トランクを千歳からモスクワまで通しで預けてしまうと以外にもスムーズで、ラウンジにも15分ほど滞在できました。

 JALマイレージバンクの国際線特典航空券のビジネスクラスの曜日限定特典で、モスクワまで60000マイルで往復できます。(以前に行ったときより座席がフルフラットになって快適になったぶん、必要マイル数も上がりました)
 まずお楽しみは食事、今回は移動が多く体力を使いますので、まずステーキつきの洋食、朝が早かったのでお腹が空いて完食…

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 前面のモニターで今飛んでいるところの地図と情報をずっと見ていました。表示はロシア語にして、一つでも多くの単語を覚える…一人旅ですからロシア語はもう死活問題、人間追い詰められると頭に入るものです。

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10時間ほどのフライトでモスクワ、ドモジェドヴォ空港に着陸、現地時間(日本時間より6時間マイナス)でちょうど15時、パスポートチェックで1時間半ほどかかりましたが、千歳で預けた荷物も無事に引き取りました。

 いつもはタクシーを拾うのですが、今回は話題になっているアエロエクスプレス(パヴェレツ駅までノンストップの電車、ドモジェドヴォ空港、パヴェレツ駅間を45分で結んでいます)に乗ってみたいのです。
 重いトランクを何とか引きずってアエロエクスプレスの駅を探し当て、チケットを買いました。荷物が大変ならビジネスクラスの方が良いと言われて、1000ルーブル(約2200円)、やはり割高感があるのでしょうね。隣のエコノミークラス車両は非常に混んでいたのに(私の力ではこのトランクを持ってここに乗るのは無理でした)、こちらは非常に空いていました。トランクから目を離さない席を取ります。

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 定刻にパヴェレツ駅に到着。駅の正面です。重厚な感じがします。(この写真は翌日昼のパヴェレツ駅、このときはすっかり暗くなっていました)

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 翌日にこの駅からタンボフに出発するので、近くに宿を取りました。イビス、モスクワ、パヴェレツカヤというフランス資本のホテル、ロシア式の古いホテルより快適で、設備もサービスも申し分ない感じでしたが、パヴェレツ駅の出口からは徒歩で15分くらいかかります。
 ここで方向がわかならくて迷ってしまい、40分ほどトランクを引きずってさまようことに…スマホの位置情報を頼りにようやくたどり着きましたが、身体中筋肉痛…ヘトヘト…

 時計を見るとちょうど夕飯の時間でしたが、機内で2回食事をしたのでもう何も食べる気にならず、そのままシャワーを浴びて横になりました。日本時間ではもう午前1時…そのまま吸い込まれるように眠りに落ちました。