ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ピアノで語るロシアの四季

 今年の発表会の私の演奏は 「ピアノで語るロシアの四季」と題してチャイコフスキーのピアノ組曲「四季」の中からお話を交えながら3曲をお届けいたします。

 ロシアは日本の45倍もの国土の広さを持つ国なので、さまざまな気候のところがあるのですが、この曲ではチャイコフスキーが住んでいたり 旅行したりした比較的モスクワに近い地域の四季を表したものだと思います。
 このあたりの気候は北海道の気候に非常によく似ています。5月にいっせいに花が咲き、短い夏があったかと思うともう秋がきて、氷点下の日が続く冬になる…実際モスクワ近郊で列車に乗ると、窓から見える木は驚くほど北海道に似ています。

 そんなロシアの四季をピアノを聴きながら感じて頂けるととても嬉しいです。

 先日 皆様にご心配とご迷惑をおかけした腸炎は少しずつ回復し、ようやく今日から量は少ないけど普通の食事ができるようになりました。思わぬハプニングで練習は2日抜けてしまったのですが、何とか取り返して準備に余念がない日々を送っています…