ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

13日の金曜日

 「今月は13日が金曜日なんだって…」「えーっ!何が起こるんだろう…」
 小学生の生徒さんがお友達と話している声が聞こえます…
 
 まさか そんなの何にも起こるわけないじゃん…発表会前で忙しく、そんな会話は聞き流していた私だったのですが…今月 まさに13日の金曜日になってしまったのです…

 ちょうどその日 朝の練習を始めて1時間くらいたったころ いきなり強い腹痛が…
 とても練習は続けられず、ソファーに横になって…でも少しもおさまりません。
 この日はみすまい幼稚園教室と藤野教室(自宅)。しかも発表会まであと9日…皆が必死で練習をしている今の時期にレッスンを休むわけにはいきません。
 薬を探したのだけれど見つからず、這うようにして幼稚園へ…

 レッスンの間トイレに通うこと5回…小さい生徒さんも多い教室なので、目を離したすきに何かあったらと気が気ではない…

 さすがに心細くなって実家に電話をすると、夕方勤務を終えた医師の父と母が薬とおかゆを持って藤野まで来てくれました。何とかレッスンを終え、そのまま父の車で実家へ…

 翌日 たまたまこの日出勤日だった父の車に乗って、父の勤務する病院の内科へ…点滴をしてもらうため12時までの生徒さんには変更をお願いしました。発表会まで1週間…申し訳なさで胸がつまりましたが、前日絶食ではフラフラでどうにもなりません。

 診断は「感染性の腸炎」。最近とてもはやっているそうです。(そういえば生徒さんの中でもレッスン中に「お腹が痛い」と言ってトイレに行った方がいました…)点滴をしてもらって少し元気になり、薬をもらって実家に戻り、午後のレッスンをし、終わったあとはひたすら眠りました。

 夕べも実家に泊まり、今朝も9時すぎまで爆睡し、今日はようやく少ーし食べられるようになって家に戻ってきました…

 金曜日、土曜日レッスンの皆さん 大切なときにごめんなさい…来週は元気になりますので、最後の仕上げをしましょう…(なお「感染性」といっても一緒に食べたりしない限りは私から感染することはないそうですので、ご安心下さい)