ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

降りました…

 今年は雪が少ないね…

 少なくとも昨年までは札幌市民はそう思っていたはずです…私自身も一昨年のクリスマスイブに自宅のすぐ近くで車ごと雪に埋まり、脱出して家にたどり着くまでに小一時間かかったことがあったのに、昨年のクリスマスはそんなこともなかったので、そう思っていました。

 しかし…

 これで終わるとは思っていなかったけど…

 冬将軍はやって来たのです…

 

 15日の夜から雪がひどくなると報道されていたので、私は車のガソリンを満タンにしてきて、自宅のロードヒーティングを入れて寝ました。

 翌16日朝、家の前はきれいに溶けていたので、これは大丈夫と思い、出かける支度をして出てみると…

 自宅のロードヒーティングと道路の間には吹き溜まりができていて、そこを越えようとすると膝まで雪に埋まるのです。

 のんびり構えていた私もようやく事の重大さに気がつきました。

 とりあえず車が出られるように車庫の前の雪を除けにかかりましたが、時間はどんどん過ぎていき、雪はひどくなる一方です。

 奮闘すること45分、ようやく車庫の前があきました。

 この日は教室のレッスンの開始が4時半と遅かったので、レッスンの前に定期健診に行く予定でした。ここで後に延ばすと来週が大変になります。

 とにかく行けるところまで行って、無理そうだったら途中で進路を変更して白石教室に向かおうと思い、国道の車の列に並びました。

 気温はマイナス8度、寒いので道路はあまり滑らず、ゆっくりでも何とか走れそうだったので、そのまま健診に行くことに決めました。

 しかし、大雪のため除雪が間に合っておらず、いつもの細い道を走るのは危険だと思いました。同じことを考えている人は多いらしく、国道は物凄い渋滞になっています。遠回りをして1時間半かかって病院(家から14キロ)にたどり着きました。

 こんなときは地下鉄駅に近いところが羨ましく思います。こんな日に運転するのは正直嫌なのですが、バスも間引きされていたらしく、1時間半の間にバスに会ったのは2台だけでした。そうなるとたとえ2時間かかっても自分で運転していくのが一番確実だと思えます。

 

 結局健診のあと、道路に出ると渋滞はさらにひどくなり、白石教室まで1時間20分(6キロ)、レッスンのあと家まで1時間半(15キロ)かかりました。この日は合計4時間以上運転していたことになります。背中も肩もバキバキでした。

 

 やはり降るものが降らなければ冬は終わらないのでしょう…