ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

声を出してみよう!

 教室ではピアノの他にソルフェージュのレッスンもしていますが、ソルフェージュのレッスンの中で今年度特に力を入れていきたいと考えているのが歌う練習です。楽譜を正しい高さで歌う能力はピアノを弾く上でとても大切なことだし、ピアノ以外の分野でも役立つことが多いと考えています。

 

 しかし、この3年間はコロナ禍のため学校でも歌うことがほとんどないまま過ぎてしまいました。特に今年の小学校4年生と高校1年生はそれぞれ小学校、中学校に入学した途端に緊急事態宣言→休校で、学校の授業が始まった後も歌うこと、声を出すことは皆無だったようです。

 教室でも、すべてオンラインレッスンから一部対面レッスンに切り替わったときも、あまり声を出すのは危険なのかと思い、歌う練習はあまりしていませんでした。

 学校の先生方も指摘していましたが、皆すっかり歌を忘れ、声が出なくなってしまいました。

 

 昨年あたりから少しずつ中学生の合唱コンクールなども復活してきたようなので(うちの教室には合唱コンの伴奏に命をかけている人が常にいて、合唱コンがなくなったときはひどく落ち込んでいたので、とてもほっとしています)、今年度は教室でも少しずつソルフェージュのレッスンの中で歌う練習を増やしていきたいと思います。

 

 コロナウィルスは来月の連休明けから5類になる予定で、周りでも物凄い勢いで世の中が変わっていくのを感じています。この先感染状況がどうなるのかは未知数の部分も多いようですが、報道などをよくチェックしながらレッスンを進めていきたいと考えています。