ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

幼なじみ

 うちの教室のみすまい幼稚園教室は、幼稚園の教室のアップライトピアノでレッスンしていますが、多くの生徒さんが、成長してくるとグランドピアノのある藤野教室に移ってきます。
 最初みすまい幼稚園教室でピアノを始めて、中高生になっても藤野教室でずっと続けている人も多いです。
 みすまい幼稚園の子供たちは半分以上(多分)が廉舞小学校、廉舞中学校と進みます。小学校はクラスが少ないので、皆、顔なじみで大きい子ども達は実によく小さい子の面倒をみています。(子どもの頃妹の面倒も見ずにただひたすらマイペースだった私は、彼らをいつも尊敬の目で眺めています…)

 そんな中で、共に幼稚園でピアノを始めて、中学2年の今も藤野教室で続けている二人(男子と女子)がいます。始めた時期は1年くらい差があったと記憶していますが、小学校低学年で二人とも藤野教室に移り、それからずっと小学校のクラスもピアノの発表会も一緒でした。中学2年になってクラスが分かれてしまったそうですが、部活(吹奏楽部)も一緒で、ここでのレッスン曜日も同じです。
 ピアノの発表会の選曲もお互いのことが非常に気になるらしく、ライバル意識もかなりある模様…
 初めの頃、私にチョコチョコまとわりついていた二人も、今はスラリと背が伸びた中学生になりました。最近の二人を見ていると、子どもの成長って早いなあ、と思ってしまいます。
 来年3月の発表会の曲も二人とも決定し、練習に入っています。再来年は高校受験があるため出演は無理だと思いますが、これからずっと音楽が彼らの身近な存在であって欲しいものです。

 3年ほど前からもう一組同じクラスの男子と女子がみすまい幼稚園教室に登場しました。こちらは現在小学校2年、まだときどき教室でケンカをして私に怒られることもある二人です。
 彼らもじきに中学生の二人のようになってしまうのでしょう。
 対する私はどんどん古くなるわけですね…