ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

腹が減っては…

 戦(いくさ)ができない方はたくさんいると思われます。私もその一人で、何事もお腹が空いているとできない人です。…コンサート本番の前などは、緊張して食事が喉を通らない共演者を尻目に通常の倍くらい平らげたことも…毎年開催している教室の発表会のときも、生徒さんのリハーサルをずっと聴きながらご飯だけはしっかり食べています。

 

 2週間ほど前のある朝、実家の母からのけたたましい電話で起こされました。父が体調を崩したのですぐ来て欲しいと…自分の家から実家までは車で40分、ちょっとそこまでというわけにはいきません。人並みはずれて朝に弱い私はまだフラフラ…しかもお腹がペコペコ…

 もしここで慌てて出かけて事故ったら、家族は更なる心労を背負うことになる…このような緊急のときに急いで運転して事故を起こしてしまう話はよく耳にします。

 幸い、このとき父は少し落ち着いて休んでいたようだったので、私は朝食をしっかり食べて、頭をはっきりさせてから出かけました。この日は祭日だったので、まず救急当番病院へ。しかし、そこでは処置が難しく、更に車で20分ほどかかる大きな病院へ…

 この日昼食を食べることができたのは4時を過ぎていたので、朝食を食べておいてよかったですね。父は数日の検査入院ののち、悪性のものは何も見つからず、無事退院となりました。

 

 先月31日にコロナワクチンの1回目の接種を受けたとき(前回記事参照)、1回目は手の痛みくらいで済む人が多い中、しっかり38度台の発熱…手も翌日は動かすことができないくらい痛んで、何もできずに実家で寝ていたのですが、このときも食欲だけは落ちず、ときどき起きていってはいつもより多い量を平らげていました…

 

 最近私のまわりで皆続々と2回目の接種を済ませています。どうも2回目の方が副反応がひどいらしい…今度は食べるどころではなくなるかもしれませんね…日に日に迫ってくる2回目の接種がとてもとても怖い今日この頃です…