ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

姪のバレエ

 私には 現在小学校3年生になる姪がいます。子供がいませんので、彼女が自分にとって唯一の次世代なのです…

 彼女は今バレエとピアノを習っています。特にバレエは 今月25日に行われる発表会に向けて厳しい練習が続いているようです。
 とにかく負けん気の強さは人一倍のようで、(誰に似たのかしらん…)出来なくて叱られると泣きながら帰ってきて 目をつり上げて練習するそうです。児童科C(一番小さい子供達のクラス)から上のクラスに上がった当初はついていくのが大変だったようなのですが、この頃はようやく少し良くなったようです…

 この頃は 彼女が札幌に来ると、実家で一緒にバレエの稽古をすることもあります。手すりをバー(バレエのレッスンのときにつかまる横棒)に見立てて二人でレッスンを始めます。
 5番ポジション(バレエのポジションの一つで片方の足を開いて立ち、もう片方の足を重ねる。練習をサボるとすぐできなくなる)も厳しく注意されているらしく、私の5番ポジションがちょっとでも開いていないと「おばちゃんはちゃんと5番に入っていないね」と言われてしまいます…

 彼女がバレエを習い始めた4才のときから、お誕生日やクリスマスにいろいろなバレエのDVD(やっぱりロシアのバレエ団が多いかな…)をプレゼントしてきました。また 彼女の母親(私の妹)はいろいろなバレエの公演を見せに連れて行っているようです。そのかいあってか この頃は日本や世界のダンサーの話題を出し、「このダンサーが好き」とか「この作品はいいわね」とかいう話が対等にできるようになりました。共通の話題があってとっても楽しいひとときです。

 願わくは 彼女がいつまでもバレエを好きでいてくれればいいなあ…20年、30年後も二人でバレエの話ができることをおばちゃんは夢見ているのデス…