ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

姪のバレエ 2013年春

 中学生になっても週3回欠かさず続けています。
 小学生の頃はローザンヌコンクール(ジュニアのための国際コンクール、入賞者にはスカラシップが授与されます)に憧れて頑張っていたのですが、一昨年から昨年にかけての中学受験の追い込みの時期、レッスンが週1回になってしまいました。
 何とか中学受験をクリアし、レッスンも受験終了後すぐに3回に戻したのですが、このときのブランクはいかんともしがたく、去年の相模原のコンクールも準奨励賞どまり、DVDも観ましたが、私にはあまり上達しているようには思えませんでした。

 そんな彼女に今年の教室の発表会で4人で踊る役がついたそうです。
 彼女の通っている教室は 日本でも有数のバレエ団のミストレスの先生の教室で、バレエ団の附属学校と掛け持ちする生徒も多く、オーディションに受かった生徒には奨学金を出す制度もあるようです。
 他の3人はその附属学校に通っている人だそうです。

 そんな中ではたして彼女にこの役ができるのか、妹(姪の母親)はとても心配しているようです。

 その話を聞いたとき私は「これはうまくなるチャンスだ」と思いました。
 誰に似たのか彼女は大変な負けず嫌い、小さい頃 レッスンでできないと泣いて帰って来て目をつり上げて練習していたそうです。4人の中で自分だけ下手に見えたら、多分自分が許せないでしょう。そのためには死に物狂いで稽古するしかない…結果は考えずにとにかくやるのみです。
 ピアノは一人ずつレッスンするので、なかなかこの種の刺激が生まれないのですが、それでもコンクールで誰かが入賞すると、自分も、という気持ちが生まれています。集団で舞台に出るバレエはもっと実力の差がシビアに出るでしょう。
 本番は8月11日、残念ながら私は釧路のコンサートの翌日で観には行けないのですが、何とか頑張って欲しいと思っています。
 
 そして私も…来年は死にもの狂いで食らいつかなければならない人と一緒に演奏することになりそうです。
 頑張らなくては…