ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

風呂用CDプレーヤー

 今月に入ってかなり体調を崩してしまいました。原因は多分冷え…日本の他の地域ではまだ冷房が必要な温度のところもあるようですが、札幌は昼間はそれなりにポカポカしても朝晩は息が白くなるほどの寒さです。
 元々極度に寒さに弱いのですが、今年は特に寒さが体にこたえる私…全く体は温まらず、レッスン室の室温が20度でも歯の根が合わないほど寒い…(いくら何でも異常だ…)
 元来冬の室内は暖かかった北海道ですが(ロシアもそうだけど)、最近は省エネが叫ばれ、公の施設などでは冬期の室温18度というところも…20度でも手が氷のように冷たいのだから、このまま冬になったら低体温症で死ぬのではないかと思えてきて、少し体を改造することを考えなくては、と思うようになりました。

 そこで、まず活用しようと思ったのはお風呂…体を芯から温めるためにはぬるめのお風呂にゆっくりつかるのが良いことは前から聞いていました。しかし、気忙しい性格ゆえ、ゆっくり湯船につかることは大変な忍耐を必要とする上、今春伯母がお風呂で急逝してからは家族全員が風呂恐怖症になっていて、長く湯船にいることに恐怖感が生じるようになってしまったのです。

 何か良い方法がないものかと考えたあげく、先週の金曜日、ロシア語の授業の帰りにヨドバシカメラで風呂用のCDプレーヤーを買ってきました。CDを聴きながらであれば気も紛れるし、ゆっくりつかっていても苦になりません。
 売り場に行ってみると、もう今の主流は風呂用DVDで、CDだけのものはかなり手頃な値段で手に入りました。我が家の風呂の構造上、湯船から見える位置にディスプレイを設置することは不可能なので、CDで充分です。

 勢い込んで帰ってきましたが、問題は音量…かなりの夜型で入浴はどうしても真夜中になるので、あまり音量が大きいと近所迷惑になります。3年前、ピアノの練習の音に苦情が出て、レッスン室を作りかえてから、どうも音のことには神経質になってしまうのです。
 夜、浴室でCDをかけて外に出てみて、これくらいなら真夜中でも大丈夫というボリュームを設定しました。

 その晩、早速ためしてみると…なかなか良好…極楽極楽…

 燃料も高止まりしている今年の冬…何とか快適に過ごしたいものです。