ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

歯医者もコワイ 2014年秋

 2年前、35年ぶりに歯医者に行ってから、歯のケアだけはずっと続けています。長年手入れを怠ったため私の歯は壊滅寸前でしたが、しばらく通ううちに落ち着いてきました。実家の両親は2人とも入れ歯なのですが、やはり自分の歯でないというのはいろいろ大変なようで、少しでも長く自分の歯で食事をしたいと思っています。

 しかし…痛いのとコワイのが死ぬほどキライな私…歯医者さんで数々の醜態をさらしています…

 歯の治療中ほど何もできないときもありません。8月のリサイタルの前はこの1時間がもったいないなあ、と思っていました。あの頃は主に歯のクリーニングが多かったので、あまりコワイことはなく、治療中に眠ってしまうこともよくありました。

 さすがに8月中は行けず、9月になって少々調子が悪くなり、また行くことに…
 この日はちょうど私がロシア語を習っている日本ユーラシア協会の「詩のつどい」の3日前でした。
 治療中に暗記したところが忘れていないかどうかやっておこう、と思ったのですが…

 「歯石がたまっているので器械で削ります」と無慈悲なお言葉…

 ロシア語なんかどこかに吹っ飛んでしまった…

 歯を削る音(この音キライ)と恐怖に耐えること1時間…これからレッスンがあるというのに疲労でグッタリ…とうとうこの日はロシア語をやらないで寝てしまった…(翌日の授業では忘れているところがいっぱいでとうとう紙を見て読むことに…本番はきちんと暗記しました)

 そして今日「2、3ヵ月たったらまた見せて下さい」と言われて晴れて無罪放免に…よかったー

 しかし、やはり悪くなる前にチェックするのが大切だそうなので、年内もう一度行く予定です。