ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

風邪

 以前は風邪といえば寒い時期にはやるものだった気がしますが、最近は一年中はやっているようです。日によって気温差が激しく、とくに札幌の6月は寒かった…「風邪でレッスンお休みします」という連絡が頻繁に入って来ていて、この寒さではしょうがない、早く暖かくならないかな、と思っていたのですが、6月20日前後になっていきなり寒気とのどの痛み…実は5月のリサイタル前にひどい鼻出血を何度か経験した私は、強度の風呂恐怖症にかかってしまい、たとえ最低気温がヒトケタになってもシャワーしかできなかったのです。リサイタルが終わった後、鼻血はは出なくなりましたが(やはり緊張によるものだったようです。多分恐ろしく大変だったシチェドリンの「アンナ・カレーニナ」のせい…)、このときの恐怖感が抜けず、毎晩寒さで震えながらベッドに入っていたのです。

 「きた…」と思ったのですぐに病院へ…いつもの風邪の時の薬をもらってきて5日間服用しましたが、寒い中のシャワーがたたったのか全く良くなりません。
 教室はピティナの予選の真っ最中…その他のコンクールに出場する人もいました。休めるわけはなく、その上、新しく買う予定の車の試乗も予約してありました。
 車の試乗はたいしたハードなものではないだろうと思って行ったのですが、車がとても気に入ってそのまま決めることになり、大きな買い物の注文で心身ともにかなり消耗することとなりました。週明けさらにひどい咳をしまくってレッスンすることに…咳止めも全く効きません(失敗でした。すみません…)。

 週末のコンクールに出場する人にうつらないかとはらはらしていたのですが、皆、無事に健康体でコンクールを迎え、その中でピティナの道央予選に行った一人が見事に本選出場を決めてくれました。

 そして、今日7月1日は何週間ぶりかのオフ…薬をやめ、一日家で掃除をしたりしてゆっくり過ごしました。お天気は良くないけれど暖かくなって、身体が楽になりました。
 明日からは何とか元気でレッスンできそうです。