ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

子どもの感性

 教室では今、来年3月23日(日)の発表会の準備が進んでいます。
 小学校高学年以上の人の曲はすでに決定し、現在曲を決めているのは主に幼稚園から小学校低学年の人達です。初めて発表会に出演する人も多く、皆 期待と不安の入り混じった表情で私がいろいろな曲を弾くのを聴いています。

 今回は来年1月の2週目(1月9日から15日まで)がお休みになるため、遅れが出ないよう例年より早めに曲を決めています。(1月から3月までののスケジュールは12月16日からお渡しいたします)

 特に小さい生徒さんには、曲を決めるときできるだけいろいろな曲を私が弾きます。最初は首をひねっていた子達も、何曲か弾くうちに「あっ、この曲いい…」というものが見つかるようです。
 子ども達の感性はとても鋭いものだと、いつもこの時期になると痛感します。やはり私が上手に弾いた曲が良いという子が多いのです。逆に私があまり乗れなかったり、うまく弾けなかった曲は彼らはまず選びません。子どもだからわからないということは決してありません。だから彼らの前で弾くときは私は少々緊張してしまうのです。
 感性の鋭い子どものうちにできるだけ良い音楽に触れさせてあげたい、と私はいつも思っています。だから発表会の第3部(私の演奏)は毎年非常に緊張します。

 出演申込みの締切は 12月28日(金)ですが、今回は出演者数が過去最高を更新しそうです。さすがに30人を超えるとこちらは大変なのですが、意欲的に発表会に参加する人が多いことはとても嬉しいことで、疲れも吹っ飛んでしまいます。

 おっと…昨年のようにヘルニアにならぬように気をつけないとね…