ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

発表会に向けて1

 2016年の発表会の日時が3月21日(月、振替休日)に決まって、教室では本格的に発表会に向けての準備が始まりました。
 すでに弾く曲が決まっている大人の人達に続いて、高校生、また少し大きな曲に時間をかけて取り組む人が今、曲決めの真っ最中です。今はYouTubeなどの無料の音源もたくさんありますので、そういうものを聴いて「この曲が弾きたい」と挙げてくる人が多いです。中には曲に合わせて自分で衣装をデザインする人もいて、その曲に対する思い入れとこだわりが伝わってきます。衣装に関してはこちらは全く素人なので(しかも学校時代家庭科はいつも2だった)何もわからないのですが、ピアノが弾きにくくなるような袖の形などは避けるように、ということは言います。

 これから曲を選ぶ人達のためには私自身もいろいろな曲を知らなければなりませんので、できるだけ多くの情報を仕入れるため、様々なコンクールやオーディションなどの課題曲をチェックし、頻繁に楽譜屋さんに走ります。
 今まで札幌市内で楽譜を買っていたヤマハが南10条から札幌駅南口に移ったことで、私にとっては非常に不便になり(しかも駐車場が有料になった)、生徒さんの楽譜も通販で買うことが多くなっていたのですが、やはりいろいろな曲の楽譜をチェックするためには直接楽譜屋さんに足を運ばなくてはなりません。
 今年は少し日本人の作曲家の曲を増やしてみたいと思うのだけど、皆やる気になってくれるかな…特に何度も発表会に出ている人は、前の年に誰かが弾いていたものに憧れてこの曲がやりたいと言うことが多いので、このあたりはなかなか難しいところです。

 発表会の形式としては、他の教室のHP等をいろいろ見て他の楽器との合奏やオペレッタなどを入れたりした方が良いのだろうか、と考えたこともあったのですが、お子さんも大人の方もあの広い会場でお客様の前で1曲を弾けるようにすること、その1曲に向かい合うことは多大なエネルギーが必要なことだと思いますので、従来通り1人ずつ演奏する形にしたいと思います。ただし、連弾での出演を希望される方がいらっしゃいましたらご相談下さい。外部の方の出演もOKですし、パートナーが誰もいなければ私が伴奏部分を弾くことも可能です。

 発表会の申し込みのお手紙は11月16日(月)から皆さんに配布予定です。また、近日中に「2016年発表会のページ」を教室HPにアップする予定です。