ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ロシアに楽譜を送る

 来年のリサイタルに向けての準備が本格的に始まりました。予定は来年の8月後半。先日マネジメントの方と初めて話をし、リサイタルの概要を伝えました。
 実はリサイタルの後半に2台ピアノの作品を予定していて、ロシアからゲストを招聘する話があります。今年の8月に来年の彼の予定が決まるので、それを待ってスケジュール調整をして、正式に決まったら楽譜を渡そうと思っていたのですが…

 何と日曜日に彼から連絡があり、この曲を練習したくてずっと楽譜を探していたのだけど見つからなかったのでコピーをもっていないかと聞かれました。
 
 まだ正式に決まってもいないのに…

 正直 焦りました…
 コピーをエアメールで送るにしても、一人住まいで旅行の多い人なのでちゃんと受け取れるかどうかわかりません。

 何か良い方法はないかと何人かの方に相談したところ、楽譜をPDFファイルにしてメールで送るのが一番早いのではないかということでした。
 自分でPDFファイルを作る時間はとてもないので、月曜日に母がオフィスコンビニに行ってファイルを作ってもらい、USBに保存してもらいました。
 しかし、問題はこれをどうやって送るかです。楽譜は全部で101ページ、メールに添付するのは無理な量…
 途方にくれていると、ファイルをインターネット上のサーバーに保存して、向こうからアクセスしてもらう方法があると教えてもらいました。私には全く初めてです。

 月曜日の晩 PDFファイルを作ったのでメールで送ると彼に連絡したところで疲れてダウン…

 火曜日 朝5時に目が覚めてメールをチェックしてみると「有難う、とっても助かる」という返信が…
 これはやらねば、とそのまま起きてしまいました。
 午前中一杯かかって何とかファイルを入れ、そこで時間切れ…そのままレッスンに出かけました。
 この日はとても具合が悪かったので(早起きしすぎ…)、翌水曜日 彼にサーバーのアドレスを知らせ、ようやく完了…(そのたびに「ロシア語Eメール奮戦記」なのです)

 疲労困憊してしまった…

 そして今朝起きたら彼から無事に楽譜が届いたと連絡がありました。もうとてもとても喜んでいて、苦労してやったかいがあったなあ、と思いました。同時に彼の物凄いやる気を感じて何だか怖くなってしまった…

 うまく日程の調整ができて、ヴィザの手続きができれば良いんですけどね…(もし無理だった場合は別プログラムで演奏する予定です)