ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

一年遅れの「シンデレラ」

 プロコフィエフバレエ音楽「シンデレラ」をピアニスト、ミハイル・プレトニョフが2台ピアノ用に編曲した組曲があります。2年ほど前に偶然楽譜を見つけ、昨年の4月に東京、国立市で演奏しようと、パートナーと準備を進めていました。
 しかし 昨年2月に私が椎間板ヘルニアになり 航空機での移動が全くできなくなってしまったので、泣く泣くキャンセルとなったのです。

 今 その「シンデレラ」に1年ぶりに取り組んでいます。久しぶりに弾くと、何か忘れていた感覚が蘇ってくるような気がします。
 昨年一年で私のピアノは大きく変わったと思います。何よりも音を出すことに対しての意識が違ってきました。しかし 聴きに来て下さったお客様に伝わらなければ意味がありません。
 YouTubeなどでできるだけ多くの舞台を見ています。少しでも踊りとオーケストラの音がピアノの音に反映されるように、試行錯誤の毎日です。
 本番は4月の終わり、何とかそれまでに昨年より良いものを作りたいものです。

 また この「シンデレラ」を来年の私の札幌でのリサイタルに入れる話が出ています。正式に決まるまでにはまだ多くのことが残されているのですが、決まりましたらまたこのブログでもお知らせいたします。