ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

バレエ 2011年初冬

 ようやく体がベラルーシに行く前の状態に戻りました。ピアノと同じで稽古を休んだら戻すのに大変な時間と労力がいるのです。年を重ねるにしたがって大変になるようです。
 先週は胃カメラ検査をしたため、水、木のレッスンは休んだのですが、土曜日からはフラフラでも何とか行っています。

 胃を壊したため初めは食べられず、その後も本当にヘルシーな食事しかできなかったので、先週の土曜日 レオタードを着て鏡の前に立ってみると…

 お腹はぺしゃんこ、ガリガリ

 しめた!と思ったのですが(何と浅はかな考えだろう)栄養不足の体は頑として言うことをきかず、食べないで痩せるというのはいかに良くないことであるかを改めて思い知らされるハメになりました。

 今月からは3か月ぶりにトゥシューズでのレッスンも再開しています。まだバーレッスンだけですが、少しずつ以前の感覚を取り戻しつつあります。

 ところで バレエを習っている方は「あなたはバレリーナですか?」と聞かれればとても嬉しいですよね。私はロシアでよくこの質問をされるのですが、聞かれるたびに舞い上がっています。
 私のことをロシアの往年の大バレリーナ ガリーナ・ウラーノワに似ていると言ってくれたのはパーヴェル・ネルセシアンだったのですが(これはハンパじゃなく嬉しかった)、彼は 先日のリサイタルの後の懇親会で主催者が私を「ピアニストです」と紹介してくれるまで、私のことをバレリーナだと思っていたようです…